...正式な名はなく一般に「電球包み紙」といわれていた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...美しい絵や模様を描いた包み紙...
岩本素白 「菓子の譜」
...弁当の殻や包み紙はまとめて火をつけた...
梅崎春生 「幻化」
...昼には切りおとした松の枝のなかに坐って包み紙の新聞を読んだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そういうものの包み紙を細かく引き裂いては窓から飛ばせ始めると...
寺田寅彦 「写生紀行」
...「ちょいとその油紙を」包み紙をとりて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それは包み紙のまま...
豊島与志雄 「白い朝」
...すぐにその包み紙をといて...
豊島与志雄 「白い朝」
...彼は包み紙を開いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは四つの手紙をまた包み紙に入れて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私は繊維の強い包み紙を引き掻くように裂(さ)き破った...
夏目漱石 「こころ」
...小僧がそれを包み紙で包むのを待っている間に...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...小さな包み紙があつた...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...巴焼だとかの包み紙の...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...別な袂から揉みくしゃになった赤い薬の包み紙を取りだし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...一体これをなんの包み紙につかつたものやら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...茶色の包み紙でくるんだ上を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...(a)まぐろとオリーヴの包み紙にことかくことなかれかし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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