...家々の主婦たちはぴちぴちと元氣に立働いて...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...針の縁(えん)を離れて胴の間にぴちぴちはねながら落ちて行くのをじっと見やっている...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ぴちぴちという生木をさくような...
海野十三 「太平洋魔城」
...ぴちぴちん...
海野十三 「超人間X号」
...こんな風で毎晩毎晩幾つぴちぴちとやっつけるか知れない...
大杉栄 「獄中消息」
...どうもこれがサイズがぴちぴちの既製服で...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...蟋蟀のやうにぴちぴち鳴いて...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...いづれも新鮮な生命にぴちぴちしてゐて...
薄田泣菫 「魚の憂鬱」
...いずれも新鮮な生命にぴちぴちしていて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...龕灯の光を受けてぴちぴちはねた...
豊島与志雄 「故郷」
...ぴちぴち火花が出る」「出るさ...
夏目漱石 「二百十日」
...釣りたてのぴちぴちした小魚を塩焼きにして食べたい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...若々しくぴちぴちしていたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そんなことは若いぴちぴちした魚族にとっては何でもないことでした...
室生犀星 「寂しき魚」
...プリンス、頼まあ」「それだけか」と、トム公の影は海藻(もくず)の中を泳ぐ縞鯛(しまだい)のように、ぴちぴちと、正確な針路を探って、青い庭園の闇をわけて行った...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...ぴちぴち意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうぴちぴち飛んでも行けないし...
吉川英治 「宮本武蔵」
...さながらぴちぴちしたカマスが...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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