...ぴちぴちいうような微かな音がする...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...このインド娘は、なにかしら空気のように軽(かろ)やかでしたが、それでいて、ぴちぴちとした、ゆたかなからだつきをしていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...ぴちぴちん...
海野十三 「超人間X号」
...ぱちぱちぱち、ぴちぴちぴち...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...いづれも新鮮な生命にぴちぴちしてゐて...
薄田泣菫 「魚の憂鬱」
...髪にあてたブラシからぴちぴち音がするのを聞きつけた娘はびつくりして聞いた...
薄田泣菫 「茶話」
...そのはずみにぴちぴちとかすかな音を立てて広い外界へと飛び出してゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...きれいな鯛(たい)や鰆(さわら)などがぴちぴちしていたことを覚えている...
田中貢太郎 「妖影」
...ぴちぴちした力が溢(あふ)れていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...やはりぴちぴちしていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ぴちぴちと活(い)ける...
夏目漱石 「虞美人草」
...釣りたてのぴちぴちした小魚を塩焼きにして食べたい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...まだぴちぴちして鱗が銀色に光っていた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...実にそれはぴちぴちした・完全な・健康にかがやく霊魂であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...○僕は前進座の此のぴちぴちとした若々しさ――此の覇気を愛し...
山中貞雄 「雑録」
...手の中でぴちぴち跳ねると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ぴちぴち遊び跳ねているのを覗(のぞ)くと...
吉川英治 「私本太平記」
...ぴちぴち意識する...
吉川英治 「新書太閤記」
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