...まさにその影響を一国独立の上に及ぼさんとするの勢いあり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...水は勢いをゆるめず...
海野十三 「恐竜島」
...この要素は最も純粋な音楽的の要素であってこれを研究するには勢い広く音楽やまたあらゆる詩形全体にわたって考える事が必要になる...
寺田寅彦 「歌の口調」
...勢いよく立ち上がり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...その勢いを挫く外に方法がなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...蟻や蠅なんぞは踏みつぶして通る勢いでしたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...火の勢いとしては...
中里介山 「大菩薩峠」
...劇しい勢いで椅子の背に頭を投げかけると...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...意外な好転に勢いを得て...
牧逸馬 「土から手が」
...情欲がいくら勢いのよわい場合でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又も勢い付けられながら血だらけの手で鉢巻を締め直した...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...狂風はいよいよ勢いを加え...
吉川英治 「三国志」
...それがまたおそろしい勢いで世間の若い男女のあいだにひろまっているとも近ごろ聞いておる」「つまり淫祀(いんし)邪教と仰せられますか」「もちろんだ...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏の勢いがさらに大になるを思えば...
吉川英治 「私本太平記」
...これは如何ともなし難い勢いを示すものだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっとも藤原氏もその全盛期には、思いきった閥族(ばつぞく)の独占をやったが、入道は同時に、兵馬の権をも把握していたから、その勢いは到底、この世をばわが世とぞおもふ望月(もちづき)の――と、歌った藤原道長などの比較ではなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...酒の勢いを駆って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その勢いが余ってか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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