...彼は怒って顔を勃然とさせた...
...彼は突然に勃然と立ち上がった...
...彼の顔が勃然となっているのが分かった...
...彼は怒りのあまり勃然としていた...
...彼女は勃然とした表情で私を見た...
...辷(すべ)った徳利が勃然(むっく)と起き...
泉鏡花 「薄紅梅」
...大分勃然(むき)になつて顔を赤くするナ...
内田魯庵 「犬物語」
...今度は持前(もちまえ)の好奇心が勃然(ぼつぜん)として湧き上り...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...米友は勃然(むっ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここにおいて白雲は勃然(ぼつぜん)として怒り...
中里介山 「大菩薩峠」
...この時勃然として怒ったのです――何を怒ったのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...勃然(ぼつぜん)として奮い起ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勃然として振ひ起ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」平次は勃然(ぼつぜん)として起き上りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八」平次は勃然(ぼつぜん)として起き上りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...院長から許可を得たのだ」「残酷じゃないか」千種十次郎は勃然として肩を聳やかしました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...倏忽(たちまち)勃然(むっく)と跳起(はねお)きて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其時勃然(むっくり)面(かお)を挙げた...
二葉亭四迷 「平凡」
...張飛の酔いをして勃然(ぼつぜん)と遊戯から殺伐へと転向させた...
吉川英治 「三国志」
...で、勃然、(彼如きに負けてなろうか)という日頃の面目も、今日の彼には、充分意中にある...
吉川英治 「三国志」
...勃然と面色を変じ...
吉川英治 「三国志」
...勃然(ぼつぜん)として...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どう眺めていらっしゃるだろう?勃然(ぼつぜん)と...
吉川英治 「平の将門」
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