...彼は平氏に対する勁敵中の勁敵也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼が勁敵の一たるなからむや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...底には高い潜熱と勁(つよ)い執着をもつてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...風の勁(つよ)い日で...
太宰治 「狂言の神」
...その近辺の勁草はいずれも踏み躙(にじ)られ...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...彼に當りし勁箭を別の道にと外らしめぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先きにわが射りし勁箭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...簡勁の語多く冗漫の語少し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...勁健(けいけん)...
正岡子規 「俳人蕪村」
...体のこなし全体に溢れる女としての複雑な生活的な勁さ...
宮本百合子 「新しい美をつくる心」
...こわばったところのない暖く雄勁な筆致で...
宮本百合子 「あられ笹」
...又は勁く、叢れ、さっと若葉を拡げた八つ手、旺盛な精力の感、無意識に震える情慾の感じ...
宮本百合子 「五月の空」
...窓からつき出した元気な若者たちの髪の毛を早春の勁(つよ)い風に吹きとばしながら...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...益美しさと勁さとを増して高まって来る音響の裡に私たちは包みこまれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはホントに純粋で精密で勁いと言えるだろうか? 疑うのは悪いけれど...
三好十郎 「恐怖の季節」
...全体の刀法頗(すこぶ)る簡勁(かんけい)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...雄勁果敢なおもむきに我を忘れて見惚れていた...
横光利一 「旅愁」
...日に解け湿った土から蕗が勁い芽を出し...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索