...筆法遒勁(いうけい)...
芥川龍之介 「八宝飯」
...晩年はスッカリ枯れ切って蒼勁(そうけい)となった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...かくして悪人衰退滅亡の状態は簡勁(かんけい)に...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...ぐつと臂を張つたやうに斜(しや)に構へた太い本枝の骨組の勁さ...
薄田泣菫 「独楽園」
...風の勁(つよ)い日で...
太宰治 「狂言の神」
...飽くまでも勁(つよ)く押して行けば...
太宰治 「善蔵を思う」
...いづくにぞ汝の弓は? 勁箭は?はた名聲は? 何人もこゝに汝に比せぬもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...深く、勁く、冷たい水流を徒(か)ち渉る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...勁健(けいけん)...
正岡子規 「俳人蕪村」
...勁健(けいけん)...
正岡子規 「俳人蕪村」
...三斎を勁(つよ)い目でみつめたまま...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...又は勁く、叢れ、さっと若葉を拡げた八つ手、旺盛な精力の感、無意識に震える情慾の感じ...
宮本百合子 「五月の空」
...益美しさと勁さとを増して高まって来る音響の裡に私たちは包みこまれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはホントに純粋で精密で勁いと言えるだろうか? 疑うのは悪いけれど...
三好十郎 「恐怖の季節」
...咲いたばかりの花のような勁(つよ)さ)清水 ……やあ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...勁健不抜な精神力とがあったなら...
山本周五郎 「青べか日記」
...雄勁果敢なおもむきに我を忘れて見惚れていた...
横光利一 「旅愁」
...武蔵は小次郎を勁敵(けいてき)と見たので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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