...助け船――なんのって弱い音さ出すのもあって...
泉鏡花 「海異記」
...彼はただちにロバアト・セシルとエガアトンに助け船を求めたので...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...助け船を呼ぶ必要はなくなってしまった訳であったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...妙子が助け船を出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...光代が助け船を出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...意外なるところから助け船ではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分は助け船が不意に来た嬉(うれ)しさを胸に蔵(かく)して兄の室(へや)を出た...
夏目漱石 「行人」
...親分さん」助け船を出す治兵衛...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可哀想に」ガラツ八はたまり兼ねて助け船を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私もどうしても文次郎さんを疑ふ心にはなれませんでしたが――」平次の助け船に七助は膝を進めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私もどうしても文次郎さんを疑う心になれませんでしたが――」平次の助け船に七助は膝を進めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「先刻は源三郎と錢形平次の助け船で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何處へも出かけませんよ」飛んだ助け船を出したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...重吉は、助かった助かったと、小躍りをしながら艫ノ間へ駆けこみ、「音七ぬし、おうい半兵衛ぬし、助け船が来た...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...寝てはいられまい、早く起きて仕度をしないか」と、うろたえまわると、二人は寝框の端まで這いだして、「助け船だと...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...幸田は助け船に出て...
久生十蘭 「魔都」
...もしゾロフに礼儀を尽くすのであれば、助け船を出して、筆頭顧問のゾロフを救ったかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...助け船は十分間に合う...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
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