...│剥ぐことそのことに意味がある...
種田山頭火 「其中日記」
... 620斃れし敵の美麗なる戰裝更に双肩の上より剥ぐを善くし得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...)アイトーロスの族中にすぐれし巨人の武具を剥ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...威力と肢體亡して更に肩より武具を剥ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが水陣の偵察のためか? 或は戰場に斃れし屍體剥ぐ爲か? いづれか我は辧へず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これよりして彼の改革は筍皮(じゅんひ)を剥ぐが如く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ヘーゲル自然哲学に於けるこの神秘的被覆を引き剥ぐためには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...きみの身の皮を剥ぐだけのことさ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...こびりついた布を引き剥ぐと同時に腐敗臭のある膿がどろりと出る...
永井隆 「長崎の鐘」
...その皮を剥ぐものの手練と...
中里介山 「大菩薩峠」
...吃驚するじゃないか」飛び降りて布団を剥ぐようにすると...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...引き剥ぐやうにそれをとると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瓦(かはら)を剥ぐやうに下手人を嗅ぎ廻りましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見世物ぢやねえ」ガラツ八に彌次馬を追はせて菰(こも)を引剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...胸へかけた薄いものを剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...引きむしるやうに棺の白絹を剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生きながらその皮膚を剥ぐ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれもすけてやるべとさながら麻を剥ぐようにたちまちにしてもうたくさんになった...
柳田国男 「山の人生」
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