...彼は剣幕を振るって相手を圧倒した...
...剣幕の鍛錬をして、実力を高めたい...
...今回の戦いで、剣幕を駆使して敵を翻弄した...
...彼女は気迫あふれる剣幕で舞台を駆け抜けた...
...剣幕を敷かれた状況から、見事に抜け出した...
...そして部屋に通されると食ってかかるような剣幕で...
モオパッサン 秋田滋訳 「狂女」
...といったような剣幕で...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...それを今の若い者は……」奥様は、わしの剣幕で、これは困つたといふ顔をされた...
犬養健 「愚かな父」
...ひどい剣幕(けんまく)で聞くのよ...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...弟子は先生の剣幕のひどいので...
薄田泣菫 「茶話」
...主人の剣幕に恐れをなして払ふのであつた...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...それでもまだ眼を瞋(いか)らせながら手を突き出している私の剣幕に度胆を抜かれたのであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一言だっていわれる方ではなえ」と友達は私の剣幕に驚いて...
橘外男 「仁王門」
...まるで咽喉もとへ短刀(どす)でも突附けそうな剣幕だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...わたしたちを木(こ)っ端(ぱ)みじんに八方へ投げ飛ばしそうな剣幕(けんまく)を見せたが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...凄(すさ)まじい剣幕で...
徳田秋声 「仮装人物」
...友次郎の剣幕の凄まじさにも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...セエラが自分の剣幕に...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...そして彼は既に自分の枕元すら見えないほど衰えていることをお伝え頂きたいのです!」「それは彼女に貴方自身の口で言って下さい」ド・レストー氏はウージェーヌの剣幕に彼の憤りの感情がこもっているのに驚いてそう答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...非常な剣幕で怒った...
火野葦平 「花と龍」
...その剣幕に、こちらは思わず二三歩、後へさがった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの笑つたのか怒つたのか解らない不思議な剣幕でいきりたつだらう...
牧野信一 「熱い風」
...返答の次第では何をするかも解らないぞ……と云はんばかりな剣幕で詰め寄せた...
牧野信一 「小川の流れ」
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