...金剛の容易に出航しさうもないのが聊かもどかしく思はれた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...いづれも酒場の剛の者なり...
大町桂月 「水戸觀梅」
...李春華――李剛の若い妻...
林不忘 「安重根」
...李剛の声 (静かに)張さんですか...
林不忘 「安重根」
...石に打たれて堅剛の扉左右に飛び散りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...英剛のアキルリュウスの友軍よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又勇剛のアイアース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其身はまたも英剛のパトロクロスのからのそば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...英剛のアキルリュウスの舟に行き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時かなた英剛のアキルリュウスは*大槍を高く振りあげ打たんとし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ほとんど瞬(またた)きをする間に剛の者二人を斬って捨てたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわば剛の者が、戦陣の前に当って武者ぶるいを禁ずることができないように、いやしくも、興行物となってみれば、大きければ大きいように、小さければ小さいように、都会ならば都会のように、田舎ならば田舎のように、技癢(ぎよう)に堪えられないで、その物音を聞くと武者ぶるいをするところの病があるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...中野正剛の倒閣運動が露見して...
久生十蘭 「ノア」
...八人前を平らげるという剛の者だ...
村井弦斎 「食道楽」
...若年ながら大剛の傑物である...
吉川英治 「三国志」
...「鎌倉の剛の者、江馬殿の身内(みうち)、酒匂(さかわ)ノ十太(じゅうた)こそ、仁王堂口を一番に乗っ取ったぞ」「つづくは、伊東ノ介」「六浦(むつら)ノ冠者(かんじゃ)一郎丸」「横山党の横山孫六」「椎名景政(しいなかげまさ)」そのほか、阿修羅(あしゅら)のものすごい声々が、敵の首を求めて駈けずり廻る...
吉川英治 「私本太平記」
...これを千早金剛の頃にくらべれば...
吉川英治 「私本太平記」
...松井佐渡――と世間に謳(うた)われたほどの剛の者であったことは慥(たしか)であり...
吉川英治 「新書太閤記」
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