...金剛の容易に出航しさうもないのが聊かもどかしく思はれた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...『鴻臺後記』に據るに、月毛の馬に乘り、母衣かけて、ひとり落ちゆきしに、松田左京進康吉、追ひつき、剛の者なれば、難なく組みふせ、首かゝむとして躊躇す...
大町桂月 「國府臺」
...いづれも酒場の剛の者なり...
大町桂月 「水戸觀梅」
...君たちは誰かからこのように言われると、ことに、私のように或る種の札(ふだ)つきみたいに見られている者から、こんなことを言われると、上品を装った苦笑を伴い、太宰先生のお説によれば、私は貪婪、淫乱、剛の者、大馬鹿先生の一人だそうであるが、などと言って軽くいなそうとする卑劣なしみったれ癖があるようだけれども、あれはやめていただく...
太宰治 「如是我聞」
...李春華――李剛の若い妻...
林不忘 「安重根」
...505かくて衆軍堅剛の腕の力を推し進む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聲黄銅の如くして五十の人の聲合はす 785*ステントールの雄剛の姿を借りて宣し曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トレーイクスの族中に至剛のほまれ*アカマース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...心の中に憚りて至剛の者を省かんは要なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さはれかなたに大剛のパトロクロスの斃れしをトラシュメデースまだ知らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...又勇剛のアイアース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(玉腕白きヘーレーの神女言葉を彼に貸す)『あゝ英剛のアキリュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...中野正剛の倒閣運動が露見して...
久生十蘭 「ノア」
...金剛の戦雲もよそに...
吉川英治 「私本太平記」
...千早金剛のあらしも...
吉川英治 「私本太平記」
...金剛の長い山裾は石川から河内平(かわちだいら)へかけてまで...
吉川英治 「私本太平記」
...もう一名は福間彦右衛門とよぶ大剛の武士である...
吉川英治 「新書太閤記」
...金剛の籠城戦(ろうじょうせん)は...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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