...男が男を求めるのは即ち前生に「女」又は「男」であつた者の半身である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...お前生れ變つて來たら奧さんにしてやるから...
鈴木三重吉 「胡瓜の種」
...前生の我れを記憶していようとは思われない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...前生(ぜんしょう)および後生(ごしょう)をたずねてごらんなさいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...このマドロス君が前生涯に一度...
中里介山 「大菩薩峠」
...「人」は他人の意で、昔の人と云はれて居るが、それは他人ではない、前生の私である、昔の人の袖の香とは、何時の世にか私の著た紫の袖の移り香のことである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...お前生涯にいっぺんだけそういう装(な)りがしてみたかったんだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...故に今生が判ると其の前生は何う云ふものであつたかと云ふことも推知し得らるる...
松本文三郎 「印度の聖人」
...穉子寺に詣り母の教えのごとく如来の前生身を授けて獣に飼い肌を割(さ)いて鴿(はと)を救うた事など例多く引いて...
南方熊楠 「十二支考」
...よくよく深い前生の御縁で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だからすべて皆前生(ぜんしょう)の縁が導くのだと思ってください」柔らかい調子である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この方の乳母でありえたわが母もよい前生(ぜんしょう)の縁を持った人に違いないという気がして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「私はどんな罪を前生で犯してこうした悲しい目に逢(あ)うのだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そんな人を見るとやはり前生の縁の浅くないということが思われたのですがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「恋ひわぶる人の形見と手ならせば汝(なれ)よ何とて鳴く音(ね)なるらんこれも前生の約束なんだろうか」顔を見ながらこう言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あの時偶然あなたをお助けすることになったのも前生の約束事と私は見ていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかも前生の因縁を語る点において...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「前生にどんな罪をして...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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