...いたく酔った則重は座頭に鼓(つゞみ)を打たせて自ら謡(うた)いながら曲舞(くせま)いを舞った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...なんとなれば彼の方則がいかなるものかを了解する事は...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...惰性の法則とはこの無生命を云い表わす法則に外ならない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...例えば理想型というような一種の性格的法則?の観念などが発生する――M・ヴェーバーの如き)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...支那の學問研究の原則を與へたものであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...個人は身を委ねるべき一つの普遍的な法則を請求している...
中井正一 「美学入門」
...その時わが精神の発展が自個天然の法則に遵(したが)って...
夏目漱石 「イズムの功過」
...不規則にしかも疎(まばら)にもじゃもじゃしている...
夏目漱石 「坑夫」
...現代評家の弊(へい)はこの条項とこの法則を知らざるにある...
夏目漱石 「作物の批評」
...既に来れば則ち大喜...
夏目漱石 「人生」
...その実はともに天道の法則にしたがいて天賦の才力を用ゆるの外ならざれば...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...日が西に沈(しず)めば則(すなわ)ち花は西に朝(むか)う」である...
牧野富太郎 「植物知識」
...岡本則録(のりぶみ)...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...可憐にも当時の不十分に心の深められていなかった鉄則に屈することが...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...國でいちばん大事な規則...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...これは仏の大智に則(のっと)る者である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...裏山の小者小屋か」「敵の徳山則秀が...
吉川英治 「新書太閤記」
...無くば則ち無きにまかせて晏如(あんじよ)たり...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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