...強暴を制するを語るものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...自ら知り自ら抑制する力がある...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...いかに孟賁烏獲(もうほんうかく)の腕力に富むもその勢いを制するを得んや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...われわれが神より誓約されていることであります!……」彼は急に自制するもののように口をつぐんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...内に在ては絶えず其勢力を控制するの術數を施したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...思想の上でも色慾を制する...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...探偵小説又は捕物小説はしばしば人間の猛烈な本能の発動を抑制するための安全弁をなすことである...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...故に政治は唯社會の形體を制するのみにして...
福沢諭吉 「帝室論」
...初めの間は自から制するようにして居たが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もうこの上堪へられないものを抑制することが出來なかつたのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...氣丈(きぢやう)な乘手が竿立(さをだ)ちになつた馬を制するやうに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...婚約を強制することはしない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...吾々は採算のとれぬ貨物の生産を強制することは出来ないから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...東海の黄公少時幻(げん)を能くし蛇や虎を制するに赤金刀を佩(お)ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...(上手奥でカタリと音がする)登美 (それを聞きつけて)チョイト……(二人を手で制する)三好 (なんだと言う顔)登美 応接間から出て来たわ...
三好十郎 「好日」
...しばらく静かに」と制するようにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...するとおようは機先を制するように...
山本周五郎 「ひとでなし」
...跫音(あしおと)を制する声を聞きながらも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索