...ハツバス・ダアダアは必ずおのれが刪潤(さんじゆん)せしを告ぐ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...大体の筋さえ通れば勝手に省略したり刪潤(さんじゅん)したり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...年を逐ひて刪修潤色の功をつみ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...日本はすでに西洋の文明の粹を刪節して用ゐるのに成功してゐるのであるから...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...通弁のため漢文にて認(したた)め置き候書翰草稿に添刪(てんさん)を乞い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...古書の意味を成さないと思つた處を武斷的に刪補したが...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...三篇先生の添刪(てんさく)を経たる後博文館または春陽堂の編輯局に送られき...
永井荷風 「書かでもの記」
...これに増補改刪(かいさん)推敲(すいこう)を加えているうちにまた数年がたった...
中島敦 「李陵」
...英人の論説を剽竊(ひょうせつ)改刪(かいさん)して次々新聞紙上に発表したが...
久生十蘭 「湖畔」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...皆後の刊本の刪除(さんぢよ)する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...多く上文を刪(けづ)らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは上の一篇の中なる人名等に多少の改刪(かいさん)を加へた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...大学の籍はまだ刪(けづ)られねど...
森鴎外 「舞姫」
...大學の籍はまだ刪(けづ)られねど...
森鴎外 「舞姫」
...其改刪(かいさん)の処は必ず墨黒々と塗抹(とまつ)して刪(けづ)りたる字躰の毫も見えざる様にし...
山路愛山 「明治文学史」
...其後に至りて所謂拮据(きつきよ)二十余年改刪(かいさん)補正幾回か稿を改めしは固より疑ふべからずと雖も筆を落すの始より筆を擱(お)くの終りに至るまで著者の胸中には毫末(がうまつ)も封建社会革命の目的若くは其影すらもあらざりしなり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...而して其晩年の著述たる政記を完成せんことを欲して死する迄眼鏡を着けて潤刪(じゆんさん)に怠らざりき...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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