...その刪除(さんじよ)に逢ふときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...年を逐ひて刪修潤色の功をつみ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...※は是刪定の意に係る所也...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...北越雪譜初編巻之中 終北越雪譜初編 巻之下越後塩沢鈴木牧之 編撰江戸京山人百樹 刪定○渋海川(しぶみかは)さかべつたう我国の俚言(りげん)に蝶(てふ)をべつたうといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...本文中二箇所の字句を改刪(かいさん)してある...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...通弁のため漢文にて認(したた)め置き候書翰草稿に添刪(てんさん)を乞い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...古書の意味を成さないと思つた處を武斷的に刪補したが...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...後漢書の作者たる范曄は支那史家中、最も能文なる者の一なれば、其の刪潤の方法、極めて巧妙にして、引書の痕跡を泯滅し、殆ど鉤稽窮搜に縁なきの恨あるも、左の數條は明らかに其馬脚を露はせる者と謂ふべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...魏略の文を改刪して遺漏せるなり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...これに増補改刪(かいさん)推敲(すいこう)を加えているうちにまた数年がたった...
中島敦 「李陵」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...しかし其一部分は妄(みだり)に刪(けづ)られて亡びた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刪潤不止...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽が最後に手を政記に下して、「それに昼夜かゝり、生前に整頓」しようとした以上は、「猶著眼鏡、手政記、刪潤不止、(中略、)乃閣筆、不脱眼鏡而瞑」と書するも或は妨(さまたげ)なからう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...惜しげなく刪(けづ)り去つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...割愛して刪除(さんじょ)したものだそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...わたくしは上の一篇の中なる人名等に多少の改刪(かいさん)を加へた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...大学の籍はまだ刪(けづ)られねど...
森鴎外 「舞姫」
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