...大体の筋さえ通れば勝手に省略したり刪潤(さんじゅん)したり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...年を逐ひて刪修潤色の功をつみ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...京山男少年乙未秋京水百鶴北越雪譜初編 巻之上越後塩沢鈴木牧之 編撰江戸京山人百樹 刪定○地気(ちき)雪(ゆき)と成(な)る弁(べん)凡(およそ)天より形(かたち)を為(な)して下(くだ)す物(もの)○雨(あめ)○雪(ゆき)○霰(あられ)○霙(みぞれ)○雹(ひよう)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...北越雪譜初編巻之中 終北越雪譜初編 巻之下越後塩沢鈴木牧之 編撰江戸京山人百樹 刪定○渋海川(しぶみかは)さかべつたう我国の俚言(りげん)に蝶(てふ)をべつたうといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...再採リ二数修ヲ一刪二補シテ翁之残稿ヲ一以為シ二二編ト一稿定テ将ニ三置ント二序言ヲ一焉...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...この北越新報に掲げられたものが大に点刪せられて「北越雪譜の出版さるゝまで」といふ題で載つてゐる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...日本はすでに西洋の文明の粹を刪節して用ゐるのに成功してゐるのであるから...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...古書の意味を成さないと思つた處を武斷的に刪補したが...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...魏略の文を改刪して遺漏せるなり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...三篇先生の添刪(てんさく)を経たる後博文館または春陽堂の編輯局に送られき...
永井荷風 「書かでもの記」
...終日旧稿を添刪す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...「夏へ手紙書く」「夏へ長き長き手紙送る」「夏の日記添刪してホトトギスへ送る」というような文字が見られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...南宋の書は金元明人に改刪せられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...皆後の刊本の刪除(さんぢよ)する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...直温は祖父書上の矛盾の大なるものを刪(けづ)り去つたと謂ふも可なる程である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遂に漁村に改刪を請ふべきもの数条を記した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...之を増減刪加(さんか)すべしと曰ふは可なり...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...其後に至りて所謂拮据(きつきよ)二十余年改刪(かいさん)補正幾回か稿を改めしは固より疑ふべからずと雖も筆を落すの始より筆を擱(お)くの終りに至るまで著者の胸中には毫末(がうまつ)も封建社会革命の目的若くは其影すらもあらざりしなり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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