...日本人すでに刪節(さんせつ)して之を酌改す...
太宰治 「惜別」
...後漢書の作者たる范曄は支那史家中、最も能文なる者の一なれば、其の刪潤の方法、極めて巧妙にして、引書の痕跡を泯滅し、殆ど鉤稽窮搜に縁なきの恨あるも、左の數條は明らかに其馬脚を露はせる者と謂ふべし...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...されば後漢書の改刪が不當なることは明らかなるに...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...秋暑を忍んで終日旧著を添刪す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...終日旧稿を添刪す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...午後旧稾を添刪す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...これに増補改刪(かいさん)推敲(すいこう)を加えているうちにまた数年がたった...
中島敦 「李陵」
...「夏へ手紙書く」「夏へ長き長き手紙送る」「夏の日記添刪してホトトギスへ送る」というような文字が見られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...英人の論説を剽竊(ひょうせつ)改刪(かいさん)して次々新聞紙上に発表したが...
久生十蘭 「湖畔」
......
二葉亭四迷 「浮雲」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...しかし其一部分は妄(みだり)に刪(けづ)られて亡びた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...惜しげなく刪(けづ)り去つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...多く上文を刪(けづ)らなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遂に漁村に改刪を請ふべきもの数条を記した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大学の籍はまだ刪(けづ)られねど...
森鴎外 「舞姫」
...大學の籍はまだ刪(けづ)られねど...
森鴎外 「舞姫」
...其改刪(かいさん)の処は必ず墨黒々と塗抹(とまつ)して刪(けづ)りたる字躰の毫も見えざる様にし...
山路愛山 「明治文学史」
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