...これは怪潜水艦を利用する海賊団のしわざだと思うのです」「海賊団ですって...
海野十三 「海底大陸」
...太陽熱を利用すること...
海野十三 「超人間X号」
...僕の内に金があるなら其の金を利用する...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...だんだん利用する心持からほんまの愛情に変って行きなさった...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...文学そのものがこの文学主義を利用すると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...色々のニュアンスを持った全体主義的社会理論(ゲマインシャフト・全体国家・等々)は日本主義者が好んで利用するファシズム哲学のメカニズムなのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...夫れ藩閥は三十年間我政界の主動力たり殆ど專制的性質を有せる一大勢力たり此勢力を利用するものは順境に立ち...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それを人類がこれまで怠けていて取り出して利用するところまで至っておらないのだ...
永井隆 「この子を残して」
...小無頼漢のうちの抜目のないのがこれを利用することになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...他に利用する目的はなく...
中島敦 「李陵」
...自分の優越を利用するほど...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「利用する」「役立てる」という意味になるのだろうか...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...やっぱり殆んどこの唐人川尻を利用するのであった...
火野葦平 「糞尿譚」
...再びその紐帯(ちゅうたい)にたよって――つまりはその関係を利用することによって...
本庄陸男 「石狩川」
...ちょうどこの木綿糸を手毬に利用することが始まったころから...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ヨハンのために利用することがあるので...
吉川英治 「江戸三国志」
...何者をも利用することを忘れない大将であった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...どの筆法を利用するにしても...
和辻哲郎 「院展遠望」
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