...元来腕利きの仕立屋で...
泉鏡花 「浮舟」
...うっかり他(ひと)と口でも利きゃ...
泉鏡花 「婦系図」
...」余り取済ました口の利き方なので...
薄田泣菫 「茶話」
...ひどく真面目(まじめ)くさって口を利き出した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...打ちてヘクトール其青銅の利き槍に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...關東一帶の腕利きばかりを集めたと謂はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...おまけに栓まで拔いてあるんですかい? 大した氣の利きようだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」幅利きらしい男が大きな太刀魚をぽんと投ってくれた...
豊島与志雄 「月明」
...これは握飯の塩が利き過ぎていたせいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを彫った奴は相当の腕利きだわいと次に少し感心し...
中里介山 「大菩薩峠」
...曲者はよっぽどの手利きでしょう」「それは大変」石津右門も驚いた様子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お先棒の三次の身体(からだ)の利きようは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左利きは誰だ」平次は新しい問いを持出して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もちろん口を利きません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...口の利きかたは丁寧だが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...この名乗りは利き目があったらしく...
武者金吉 「地震なまず」
...又もや前に申しましたような三道楽の虫がムクムクと動き初めましたもので……殊にアチラの道楽と申しますと御承知の通り日本のとは違ってアクの利き方が段違いなんで……とてもアクドイ無茶苦茶なものですから一たまりもありませぬ...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...口を利きたくないという性分の男である...
夢野久作 「暗黒公使」
便利!手書き漢字入力検索