...蟹江四郎が猿沢佐介と口を利き合うようになったのも...
梅崎春生 「Sの背中」
...その塩加減がひどく利き過ぎてゐるのに驚きました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...今夜は睡眠剤の注射が利き...
谷崎潤一郎 「鍵」
...量を殖やすと利き過ぎて寝坊をする...
谷崎潤一郎 「細雪」
...媒人口(なこうどぐち)ばかり利きあがって……これじゃ人の足元を見て...
徳田秋声 「新世帯」
...別に話をしたり冗談口を利き合ったりしようという気もなく...
豊島与志雄 「月かげ」
...口を利きたくない時は利かなくてもいいが...
豊島与志雄 「囚われ人」
...余程の手利きらしい」玄白斎は...
直木三十五 「南国太平記」
...最後の鉤縄(かぎなわ)を相手の裾に打込んで首尾よくからめ取ったほどの腕利きが...
中里介山 「大菩薩峠」
...直(なお)の方がああ無頓着(むとんじゃく)じゃ片っ方でも口の利きようがないよ...
夏目漱石 「行人」
...細君は始めて口を利き出した...
夏目漱石 「道草」
...何て口の利きようだ」「いいやね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左利きの力の強い男を捜すがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わたくしは左利きになつてしまつたが、弟は右利き、すこしでもお金があればわたしは酒を呑む、弟は鎧の引きちぎれを買つて來て眺めてゐる...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...妹の家の厨司は腕利きで...
長谷川時雨 「北京の生活」
...二階は八畳で見晴らしが利きますと...
林芙美子 「貸家探し」
...あなた様は手前同様の目利きですから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...米花などという腕利きの一座を率いて多年の活躍...
山本笑月 「明治世相百話」
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