...左利きは、母親が赤坊に初めて着物を着せる時、左手と左腕とを先ず着物に通すことから起る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...乱暴な口を利きながら...
徳田秋声 「チビの魂」
...そういう幅の利き目にあったのだから...
戸坂潤 「社会時評」
...おまけに栓まで拔いてあるんですかい? 大した氣の利きようだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ばか丁寧な口の利きようをするくせに...
豊島与志雄 「女と帽子」
...宿屋商売の上にいくらかの利き目が眼前に現われたものとも思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後の鉤縄(かぎなわ)を相手の裾に打込んで首尾よくからめ取ったほどの腕利きが...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分」「なんだと」「竜吉は右利きで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...互に口を利き合ふこともしなかつた...
萩原朔太郎 「非論理的性格の悲哀」
...けれども左利きの人間が右手で何かする事は決して不自然ではない...
浜尾四郎 「正義」
...ただ小町の詞(ことば)に和歌のために一命を捨つるは憾(うらみ)なしとあるは利きたり...
三木竹二 「明治座評」
...利き目のない薬を盛らうとすると思ひながら...
水野仙子 「脱殼」
...ちったあ利きめがあるか...
三好十郎 「鈴が通る」
...(懐中に持っていた金をすっかり出して娘に渡す)どうしても困ったら、筑波門前町、町の口利きで、たしか女郎屋もやっている亀八と言う男をたよって行け...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...迎え酒が利きましたかして...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...利き処利き処には無闇と針金や鯨鬚(くじらひげ)や鉛玉(なまり)なんぞを使ってあるのですが...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...一人も口をお利きにならないのですね...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...叮嚀な口の利きようをする人であったが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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