...何人にまれ利益のために自己を犠牲とするは――仮令へ母たるべき律法上の権利のためである場合に於てすら尚ほ且つ美はしき感情を失ふものなることを記憶せよ...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...その利挙げて数うべからざるほどだが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何か地勢の利をたのまざるべからず...
大町桂月 「國府臺」
...利根川の下流、霞ヶ浦の末と相會する處、十六島は今ひとつに成りたれども、水路縱横、烟霞縹渺、白帆相望み、漁歌相答へ、名たゝる三社、屹として水に鼎立す...
大町桂月 「北總の十六島」
...その心の上に物の調和を味はふことに馴れてゐる利休の眼は...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...停車時間を見るには時計よりも暦のほうが便利なこと...
谷譲次 「踊る地平線」
...私もこうしてちったあ利(き)いたふうなことが言えるというものだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...口ヲ利イテモクレナカッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...三割近い利益であったから...
直木三十五 「死までを語る」
...その勝利というような甘い感じが...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな事になるかもわからない」石原の利助の病躯(びょうく)を助けて十手捕縄を預かっている若い新吉にしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鶴屋利右衞門は、丹三郎の投げ飛ばした匕首に首筋を縫(ぬ)はれて死に、事件は一夜にして片付いてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...利口そうな顔だちで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...伊太利への通過は...
吉江喬松 「山岳美觀」
...舟は知らぬ間に砂利場(じゃりば)の岸を離れて...
吉川英治 「江戸三国志」
...生みの親は播州(ばんしゅう)龍野(たつの)から御当領の愛知(あいち)朝日村(あさひむら)に移り住んでおりまする木下七郎兵衛家利(いえとし)が娘で...
吉川英治 「新書太閤記」
...味方の戦いに利のあることが立証されて来たので...
吉川英治 「新書太閤記」
...光尚は忠利のために護国山妙解寺を熊本城外に草創し...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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