...また凡てが別人のように辛苦放埒して生活することを望まない...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...今は別人のように悲観の淵に沈んでいる...
海野十三 「火星探険」
...だが、さっきまで、自分でいらいらしているんだと叫んでいた大江山課長は、どうしたわけか、別人のように、たいへん熱心に、この話に耳をかたむけているのだった...
海野十三 「火星兵団」
...別人のように元気になってすっくと立ちあがり...
海野十三 「太平洋魔城」
...別人のようにおとなしくなってしまった...
海野十三 「超人間X号」
...しばらく見ないうちに別人のようにやせ...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...また別人のように黙々と瞑想に入るごとくであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どう云う訳か今日はまるで別人のように済まし込んで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうしても別人のように見える...
寺田寅彦 「自画像」
...唖々子は既に形容(けいよう)枯槁(ここう)して一カ月前に見た時とは別人のようになっていたが...
永井荷風 「梅雨晴」
...別人のようになって...
久生十蘭 「白雪姫」
...流石(さすが)にあの方にもそう云った今の私がまるで別人のようにお見えになるらしく...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...別人のように青黒くふくれて...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...ほとんど別人のように快活になつて...
三好十郎 「肌の匂い」
...ゆっくりとな」夫の声や態度は別人のように威圧的で...
山川方夫 「あるドライブ」
...別人のように急変化させ得る……その人間の現在の精神生活を一瞬間に打ち消して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...平常の寡言(むくち)で沈重な彼とは――まったく別人のように...
吉川英治 「新書太閤記」
...さすが別人のように...
吉川英治 「新・水滸伝」
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