...斯ういふ人達は別に我々の邪魔にもならず...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...きょうの日記は特別に...
太宰治 「十二月八日」
...別に理由はない...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...改めて別に発声映画の問題に立ち入りたいと思う...
寺田寅彦 「映画芸術」
...別にむつかしい理論も何もなしにやっていた筆法を映画の上に応用しているようにしか思われないのである...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...この論者達は、別に、何か技術主義的な哲学の原理の上に立って独自の哲学体系を造るのではない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それでも別につまらない思いはしない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...申すことは無いか」「別に――御身体...
直木三十五 「南国太平記」
...斯ういう島民の扱い方に対して別に人道主義的な顰蹙(ひんしゅく)も感じないが...
中島敦 「南島譚」
...別に黄色く濁っている訳ではないが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...別に私も驚かない...
野村胡堂 「死の予告」
...別に周章(あわ)てるでもなく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...別に購ふ氣もないが...
三島霜川 「昔の女」
...別に解釋を附せざりき...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...此家に来る客は特別に行儀が好いのか知らんなぞと思ふ...
森鴎外 「追儺」
...このように諸説が限りなくてんでんばらばらであることは別にしても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...別に顧みられもしないことを知っていたのみであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...俳体を蕉風(しょうふう)に受けて別に一風格を成す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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