...夫婦きりになると二人はまた別々になってせっせと働き出した...
有島武郎 「カインの末裔」
...私は「十八の歳から生活の苦しみを知つた人」と「脱字を多くする人」とを別々に離して考へることは出來なかつた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...また別々になつてはならぬのだといふこと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...別々に鑑定委員の前によびだされることとなった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...それから一つ一つの問題について別々に研究し...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...お神専用の二階と下の廊下と別々に...
徳田秋声 「縮図」
...おそらく各自に別々に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私どもは決して別々になったことはありませんでした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...娘とともに二人(ふたり)の下宿を別々に訪(たづ)ねて...
夏目漱石 「それから」
...かく別々に測(はか)ることは出来る...
新渡戸稲造 「自警録」
...「さう言へば提灯は六つづつ三ツ別々に揃つて居た樣な氣がする」ガラツ八もその晩のことを思ひ出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別々に三味線堀に向ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...云うことと考えることとを別々にしなければ生きられなかった被支配者らとは...
本庄陸男 「石狩川」
...しかもその人形は同時に浮き沈みせずして別々に浮き沈みする...
正岡子規 「病牀六尺」
...両者を別々に考察する必要はなかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...各人がみな別々に死んでゆく...
三木清 「人生論ノート」
...別々に臥して見よ...
南方熊楠 「十二支考」
...ハッキリ別々にする...
三好十郎 「冒した者」
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