...その御本体(ごほんたい)は最初(はじめ)から活(い)き通(どお)しの自然霊(しぜんれい)……つまり竜神様(りゅうじんさま)でございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...初めは尊皇討幕であつたが...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...只だ『最初の一歩が決して間違つてはゐなかつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...誰にしたって、僕だって最初は、そんな花瓶に人間が這入れようとは思わなんだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...最初の例と関連した状況のあるものは顕著であり注意する必要がある...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...神人結合の最初の原因が...
高木敏雄 「比較神話学」
...郡視学に参観されても赤い顔をするような初心(うぶ)なところもとれ...
田山花袋 「田舎教師」
...煙草を吸い初めた...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...」とあり初学者よくよく読み味ひて前条おのれが言ふ所と照し見よかし...
永井荷風 「小説作法」
...前野蘭化・杉田玄白等の学徒が初めて西洋科学を受け入れたのもオランダの解剖学であった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...最初は一万円位でというお話でした...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...私はニューヨークのレキシントン座で歌劇「お菊夫人」の米国初演をいたしました...
三浦環 「お蝶夫人」
...カフィル人は魚を蛇に似るとて啖(く)わずと(バートンの『東亜非利加初行記(ファースト・フートステプス・イン・イースト・アフリカ)』第五章)...
南方熊楠 「十二支考」
...一番良い方法は最初に少し路(みち)が遠くっても極く確実な商人から上中下色々の醤油を五種か六種位少しずつ買って今の蛋白質検査法を施してどの醤油は蛋白質が何ほどある...
村井弦斎 「食道楽」
...最初はおそらく海上漂泊者の経験に基づいて...
柳田国男 「海上の道」
...それが妹のお初というのであろう...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...初日の商売を終わったその夜...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...夏(なつ)茫々(ぼうぼう)――思いあわせればこの夏の初め頃から...
吉川英治 「三国志」
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