...二十一年今初めてである...
石川啄木 「雲は天才である」
...或る意味でこんど初めて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...初めはただの一兵卒だったが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...そこに初めて、ほんとうの「今」があるのではあるまいか...
中井正一 「美学入門」
...初日の当夜経験したような感覚の混乱は次第に和げられて行くのを知った...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...最初のほどは白骨へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...私が初めてマリヤンを見たのは...
中島敦 「環礁」
...初心(しょしん)なる文学士は二の句をつぐ元気も作略(さりゃく)もないのである...
夏目漱石 「野分」
...又(また)初(はじ)め長(なが)く掛(か)かつても...
夏目漱石 「門」
...最初から細工(さいく)だったのかも知れないよ」「そんなことまで親分は知っていたんですか」ガラッ八は驚きの中にも出し抜かれ気味で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初の中(うち)は国元へも折々の便(たより)に不平を漏して遣ったが...
二葉亭四迷 「平凡」
...森さんがその年になってからの初めてのお手紙を下さった...
堀辰雄 「楡の家」
...學校に入つて初めて口を利いたのは故柏村次郎であり...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...藤田初巳君らと季刊雑誌「開花草子」を発行していた時...
正岡容 「わが寄席青春録」
...われわれが『民族』という雑誌を出していた昭和の初めに来て...
柳田国男 「故郷七十年」
...初めは、笑っていた長屋中だが、これは、ただ事ならじと思ったか、軒々から、諸職の工匠(たくみ)たちが、裸足のまま飛び出して来て、たちまち、禿鳶のまわりを取りかこんだ...
吉川英治 「私本太平記」
...初の御対面を取り行う古式でござる...
吉川英治 「新書太閤記」
...初めての公開ではないかと思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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