...列座の大名衆にでも云ったとしたら...
芥川龍之介 「忠義」
...代理の家老を初め役々が列座している...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...列座のうちの少年をかこうて...
中里介山 「大菩薩峠」
...この歳になるまで独身で暮らしているんだよ」と一順列座の顔を公平に見廻わす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...黒書院溜(くろしょいんだまり)で老中列座の上...
久生十蘭 「鈴木主水」
...家中の列座した中で「おなご」が吐きちらした暴言であった...
本庄陸男 「石狩川」
...安琢が列座してゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼は肉の焼けるにおいによって列座の人々に気づかれるまで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ゆっくりと列座の人びとを見まわしながら口をきった...
山本周五郎 「死處」
...列座は、井伊掃部守(かもんのかみ)、酒井雅楽頭(うたのかみ)、阿部豊後守(ぶんごのかみ)、稲葉美濃守(みののかみ)、久世大和守(くぜやまとのかみ)、土屋但馬守(たじまのかみ)の諸侯であった」亀千代ぎみは十一歳、そのとき将軍家から綱の字を賜わって綱基となのり、従四位下、左近衛権少将に任じられ、陸奥守(むつのかみ)を兼ねることを許された...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...評議となって列座すれば...
吉川英治 「黒田如水」
...列座のなかほどで...
吉川英治 「三国志」
...左右の公卿列座もすべて清涼のかたちどおりであるが...
吉川英治 「私本太平記」
...すると、列座の中から、「否...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして手にしていた折鶴を列座の諸侯のまん中へ抛(なげう)ってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ鎧(よろい)具足の列座であるだけが蕭殺(しょうさつ)たる気を漂(ただよ)わせていないこともない...
吉川英治 「新書太閤記」
...老中たち列座の御用部屋へ呼ばれた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...列座の法師輩(ばら)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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