...家が山の中腹にあるので、刈株を処分するためには重機が必要だった...
...今年の夏は暑すぎて、刈株を処分することができなかった...
...刈株を除去するために、地元のボランティアが集まって手伝いをした...
...田んぼの中には、大きな刈株が残っていたので、草刈り作業が大変だった...
...エンジンカットソーで刈株を切っていたら、急に刃が欠けてしまった...
...鶉(うずら)の笛を吹くようなさびしい声もときおり近くの麦の刈株の残った畑から聞えてきた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...刈株の残って居る畠であった...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...刈株(かりばね)の芽生(めばえ)を伸(の)して...
薄田淳介 「白羊宮」
...もう夕方で黄ろな夕陽が路傍に見える水田の稲の刈株に顫えついていた...
田中貢太郎 「雁」
...高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって...
寺田寅彦 「鴫突き」
...勘次(かんじ)は自分(じぶん)の後(うしろ)の田(た)へ出(で)て刈株(かりかぶ)を引(ひ)つ返(かへ)しては耕(たがや)した...
長塚節 「土」
...白(しろ)つぽく乾(かわ)いた刈株(かりかぶ)の間(あひだ)には注意(ちうい)して見(み)れば處々(ところ/″\)に極(きは)めて小(ちひ)さな穴(あな)がある...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は陸稻(をかぼ)の刈株(かりかぶ)を叮嚀(ていねい)に草鞋(わらぢ)の先(さき)で蹂(ふ)んで見(み)た...
長塚節 「土」
...熊笹の刈株をガサガサと踏みわけながら段々畑の畔道をのぼって行ったら...
久生十蘭 「生霊」
...これも隣の嫗よりもらひしといふ萩の刈株寸ばかりの緑をふいてたくましき勢は秋の色も思はる...
正岡子規 「小園の記」
...冬田の水はかれがれに錆(さ)びて刈株(かりかぶ)に穂(ひつじぼ)を見せたる...
正岡子規 「俳諧大要」
...三取り集むるというは鳩吹くや渋柿原の蕎麦(そば)畑刈株や水田の上の秋の雲の類なるべく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...刈株の句のごときは決して芭蕉の下にあらず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...三取集るといふは鳩吹くや渋原の蕎麦(そば)畑刈株や水田の上の秋の雲の類(たぐい)なるべく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ファウスト君あの刈株や苗の間を走っている黒犬が見えるかい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...苗は緑に、刈株黄いろ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...綺麗に剃つた頬に刈株のやうな白い髯の尖が出掛かつてはゐるが...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...痩せたクリストフが刈株のやうな腮鬚で領(えり)をこすりながら...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
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