...実のない南瓜を刈取って雑草を抜けという...
泉鏡花 「薄紅梅」
...その梅並びに次のあんずの刈り込みに手を出すのがおそろしいやうな氣がして...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まずヒエを刈る...
高村光太郎 「山の秋」
...またもや柴刈りに取かかる...
太宰治 「お伽草紙」
...鮒のあらいを芋の葉につゝんで草刈そのままの服装で持つてきて下さつた...
種田山頭火 「行乞記」
...一きわ濃く茂った部分を刈っていた長女は...
寺田寅彦 「芝刈り」
...葉子が耳にかぶさるまで蓬々(ぼうぼう)と延びた彼の髪を彼女流に刈り込むようには器用に行かないので...
徳田秋声 「仮装人物」
...榛莽荊棘(しんもうけいきょく)が刈り去られてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...おつぎは手探(てさぐ)りに壁際(かべぎは)の草刈鎌(くさかりがま)を執(と)つた...
長塚節 「土」
...そうして綺麗(きれい)に刈り込んだ生垣(いけがき)の下で...
夏目漱石 「こころ」
......
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...兄が髪を刈るのを珍しがって見物だらう...
原民喜 「四月五日」
...これだけで作り上げたものは十年あとには苔がついて、竹も根を張り相応の庭になるであろうが、ただ、面倒なのは竹は二タ月に一度ずつ枯葉や蟻、毛虫のつかぬ様の手入れ、及び刈込、筍仕立、(それは毎年古竹を伐り新竹を立たすこと...
室生犀星 「庭をつくる人」
...稲の刈上げから一カ月目の稲の収穫祭ではなかったかと思っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...「もうじき芦刈りが始まるだ」と船長は云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...關館(せきたて)の南から花田(はなた)の東には藻刈船(もがりぶね)が多い...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...草刈り隊はさかんに草を本隊へ運んだ...
吉川英治 「三国志」
...芝生のように刈りそろえて平面になっているのではなく...
和辻哲郎 「京の四季」
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