...カッターナイフで切端を切り取る...
...鋸で切端を均等に切る...
...切断面の表面積は切端の太さに依存する...
...飛び出した切端が怪我の原因になることがある...
...襤縷片(ぼろきれ)や葫蘿蔔(にんじん)の切端(きれつぱし)などがユラユラした泥(ひどろ)に沈んで...
石川啄木 「赤痢」
...よく/\切端(せつぱ)つまつた場合の外は黙つてゐた...
徳田秋声 「のらもの」
...一寸した考えの向け方が直ちに凶なる予想を事実として決定せしめるだけの切端(せっぱ)つまったものがあった...
豊島与志雄 「生あらば」
...切端つまった場合にはどんなことをするか分りません...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...久七は古新聞紙の切端に包んだ物を寝床の横から取出して...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...おみつは古蚊帳の切端で作って貰った手網で...
豊島与志雄 「土地」
...勘次(かんじ)はふいと駈(か)け出(だ)して暫(しばら)く經(た)つて歸(かへ)つて來(き)た時(とき)には手(て)に白(しろ)い曝木綿(さらしもめん)の古新聞紙(ふるしんぶんがみ)の切端(きれはし)に包(つゝ)んだのを持(も)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...三寸か五寸位の針金の切端までちゃんと木箱に入れて納(しま)っておいて...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...細いリボンの切端(きれはし)を穴に通して...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...兄は切端詰つて、みわを妻に立て生家へ戻つた...
牧野信一 「淡雪」
...すると彼女は、益々切端詰つて、ポツン/\と読んで行くうちに、思はずせき込んで、学校へ――などゝいふ処を、ツー・スチヨールと云つたり、ナイフをキニフと発音したりしてしまふのであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...勿論彼等はいよいよ悪党が切端つまつて...
牧野信一 「好日の記」
...何んな切端詰つた場合にも眼玉の脱された眼窩を決して他人には示さなかつた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...あの切端詰つた主人公の姿があんなに息苦しく作者自身の反映にならずに済んだのに違ひなかつた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...半日がかりで様々な切端詰つた用事を済せた後に...
牧野信一 「馬車の歌」
...推進機(スクリュウ)の切端(きっぱし)まで鉄槌(ハマ)でぶん殴ってみましたよ...
夢野久作 「難船小僧」
...勿体なくも市内第一流の桃色ローマンスの糸の切端(きれはし)がコンナ処に落込んでいようなんて誰が想像し得よう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...短かい銅線の切端(きれはし)の折れ曲りに挟んで...
夢野久作 「老巡査」
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