...あたしはよく切れるナイフで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...サッサッと鎌の切れる音ばかり耳に立ってあまり話するものもない...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...堅くて切れる多面体だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...まき切れるものではない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...中村屋では生菓子類は午後三時のおやつまでを限りとして売り切れる程度の製造に止めているから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...あれをつるしてある鋼条が切れる心配はないかというような質問が子供のうちから出たので...
寺田寅彦 「断水の日」
...これで永井とさっぱり縁が切れるわけだから...
豊島与志雄 「子を奪う」
...それでも……とすぐに云い切れるか...
豊島与志雄 「道化役」
...ぶつぶつ切れるが...
直木三十五 「死までを語る」
...間が暫く途切れる...
長塚節 「菜の花」
...いつまで踏んでも踏み切れるものではない...
夏目漱石 「虞美人草」
...町中がハチ切れるやうな大騷ぎで眼が覺めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...よく切れる刄物を選ぶのが人情だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...撫で切れるものを撫でているという意味です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...脇等三人との間が切れる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それが切れるということは絶対にあり得ないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――これで谷町とは縁が切れるだろう...
山本周五郎 「山彦乙女」
...手綱(たづな)を執(と)るが早いか馬の横腹を拍車で千切れる程蹴り付けました...
夢野久作 「白髪小僧」
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