...突然雲が切れる...
梅崎春生 「幻化」
...若さで押し切れると思ったし...
梅崎春生 「幻化」
...その持ちて切れる大刀の名は大量(おほばかり)といふ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...安く見積っても木ぐるみ一万円が一円でも切れると云うことはなかろうと云うのであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...よく切れるのをと云って買ってきた剃刀は...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...しかし時刻が切れるので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...てのひらの中へ握り切れるほどの小さなものにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...駒井能登守に対してさえポンポン啖呵(たんか)の切れる米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつまで踏んでも踏み切れるものではない...
夏目漱石 「虞美人草」
...家中の剃刀では一番よく切れる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...命より惜しい虎の子だつて隱し切れるものぢやありません」奪ひ取られた百二十兩の惜しさが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭の切れる我々を...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...わたしはいっしょうけんめいハープの糸が切れるほどはげしくひいた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...袴(はかま)の所からちょっと引けば切れる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...かつ子はその「途切れる」ことをなによりも恐れた...
山本周五郎 「季節のない街」
...犬も嬉しくて尾を千切れる程振りました...
夢野久作 「どろぼう猫」
...水と縁の切れることはない程だからである...
吉川英治 「平の将門」
...酒は発する、息は切れる、幾所(いくところ)でも休んだ...
若山牧水 「木枯紀行」
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