...黒い毛糸の切れっぱしを足につけて歩いてるよ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...私が今一度に感じた複雑な感じのほんの隅っこの切れっぱしにすぎないとしか思えないような...
伊藤野枝 「転機」
...マッチの棒などの木や藁(わら)の切れっぱしだとか...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...切れっぱし一つ残さずにね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...連中ときたらどんな紙屑の切れっぱしでも...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ほんの切れっぱしでもいいんだがなあ...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...蝋燭(ろうそく)の切れっぱしで溝縁(みぞぶち)にあぶらをひくんだよ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...藁の切れっぱしを渡してくれると...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...手に持っていた短いロープの切れっぱしで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...何か乾草の切れっぱしとか糸くずといったものがこびりついていた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...怒って火のなかへ投げこもうとしたんだ」「あの紙の切れっぱしのことだろう」と私が言った...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...その切れっぱしが羊皮紙であって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...それが草の切れっぱし...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...大きな茶色の犬が一匹首から荒繩の切れっぱしをたらしてそれを地べたへ引ずりながら...
宮本百合子 「犬三態」
...撤退した植民地の切れっぱしのようだ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そのなかには女の着物の切れっぱしと二通の手紙があって...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...赤い物の切れっぱしを手に入れなければならぬ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...棒砂糖の切れっぱしを入れてあるのに...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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