...ドイツ書の装幀(そうてい)なり印刷なりにはドイツ人のあらゆる歴史と切り離す事のできないものがあると同様にフランスの本にはどうしてもパリジアンとパリジェンヌのにおいが浮動している...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...ブルノは学問と宗教と生命とを切り離す事ができなかった...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...方法から切り離すことは出来ない筈だ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何よりも放送を政治から切り離すことであり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...内容と表現とは切り離すことの出来ないものだから...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...階段を切り離すための斧(おの)を用意しておけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...近頃ではK自身が切り離すべからざる人のように...
夏目漱石 「こころ」
...道義上切り離す事のできない一つの有機体になった...
夏目漱石 「門」
...時間の最初の出現は可変的事物の継起とは決して切り離すことはできないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あがきもがいても切り離すことのできないこの絆...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...マアドック一等運転士が素早く切り離すと...
牧逸馬 「運命のSOS」
...一刻たりとも我身の傍らから切り離すわけにはゆかぬ代物であつた...
牧野信一 「鬼の門」
...この青年のイメージは私の心にへばり附いてしまって切り離すことが出来なくなってしまった...
三好十郎 「「その人を知らず」について」
...私は日本人の生活と切り離すことのできない稲の文化史を調べたら...
柳田国男 「故郷七十年」
...そしてそれはもう自分と切り離すことのできないほど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その牡鹿を群から切り離すことにとりかかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...到底切り離すことが出来なくなる場合が非常に多い...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...村重どのから切り離すことは...
吉川英治 「新書太閤記」
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