...切り離すとき血管を切断すると大変でしょう...
梅崎春生 「黄色い日日」
...境界線を定めて切り離すことはできぬ...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...*俳句は季題(花鳥)というものを切り離すことの出来ない文芸である...
高浜虚子 「俳句への道」
...私は父と切り離すことが出来ましょうか?」「死という奴が切り離してくれたよ!」と侯爵が言った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ブルノは学問と宗教と生命とを切り離す事ができなかった...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...何よりも放送を政治から切り離すことであり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...俺はこの二人を気持の上で切り離すことが出来ないのだ...
豊島与志雄 「反抗」
...階段を切り離すための斧(おの)を用意しておけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一段を切り離す直前に...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...第二段を切り離す直前にも...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...自分の魂だけを切り離す談判をするのは...
夏目漱石 「虞美人草」
...軸(ぢく)から切り離すやうなことはしませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...マアドック一等運転士が素早く切り離すと...
牧逸馬 「運命のSOS」
...屠者骨より肉を切り離すは腿や大動脈のある処を避く...
南方熊楠 「十二支考」
...評議の結果その大集団から相当な部分を切り離す決意をしたということである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてそれはもう自分と切り離すことのできないほど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その牡鹿を群から切り離すことにとりかかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...村重どのから切り離すことは...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索