...風船は月島(つきしま)を横切って...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...窓の外には、もう暮れ切って、美しい星がまたたいている...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...わかり切っている事実であった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...丁抹切っての名優として...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...庭を横切って狭い通路があった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...東側は唯(ただ)もう山と畠で持切って...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...太十は草刈鎌を研ぎすましてまだ幾らもなって居る西瓜の蔓をみんな掻っ切って畢った...
長塚節 「太十と其犬」
...大殿様の御居間と例の不開の間だけはやはりそのままに立て切ってあった...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...実験はその二十五枚のカードをよく切って...
中谷宇吉郎 「心霊現象と科学」
...それで思い切って...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...ずいぶん手ひどい事を思い切って云うかも知れませんが...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...あの二人の女と手を切って居たのか」「いえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この渡辺君が非常に私に同情してくれて“こんな窮状にあることは思い切って世の中へ発表した方がいいでしょう...
牧野富太郎 「植物記」
...やっぱりなかなか思い切って行けない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは先ずお米を磨(と)いでよく水気を切っておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...先ずパンの中身ばかりを賽(さい)の目(め)に切っておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...あんなときでもシャッタを切っていたからね...
横光利一 「旅愁」
...お互いのすがたを見ぬ前から口火を切ってしまったのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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