例文・使い方一覧でみる「分く」の意味
スポンサーリンク...やっと三時十五分くらいだね... 
芥川龍之介 「早春」
...澄子が殺されたより四十分くらい前に...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...朝は七度七分くらいで...
太宰治 「斜陽」
...寺男が示した今の小さな墓標の前へ行って見ると石の大きさは琴女の墓の半分くらいである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...遠近の見定めがつかぬ……その故にねらいの本式はまず弓を引き分くる時に的を見...
中里介山 「大菩薩峠」
...僅（わず）か三十分くらいのうちに...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...観測所から頂上までのちょうど半分くらいのところに...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...この身代の半分くらい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...もう顔にはそれが小指の半分くらいしか残っていないという為体（ていたらく）であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...沈黙が十五分くらゐも続いた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...少年は恐怖と好奇心との入り乱れた表情で父親の咽喉にあいてゐる直径二分くらゐの穴と...
北條民雄 「続癩院記録」
...新たにほかで借りるといえば間借りにまで二箇月分くらいの敷金が必要だった...
細井和喜蔵 「モルモット」
...烈しく鞭（むち）うつなどの非常手段を施さねば引き分くる事ならずと...
南方熊楠 「十二支考」
...豕の眼は細いが風の方向を仔細に見分くるのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...二分くらい経ったろうか...
室生犀星 「とかげ」
...平さんが水道端へ半分くらいいったと思われるじぶん...
山本周五郎 「季節のない街」
...それはみな半分くらいに縮まり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もう云うな……半分くれてやる」「エッ...
夢野久作 「オンチ」
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