例文・使い方一覧でみる「分く」の意味
スポンサーリンク...へやのゆかは煉瓦（れんが）が半分くずれた上を掘りかえしたようなていさいでした... 
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...直径一寸三分くらいもあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その装飾費を含む家賃は売上げの三日分くらいを要することになるであろうし...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そして毎日晩飯の後で、三十分くらい、私は彼女に会話やリーダーを浚（さら）ってやります...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...十分か一五分くらい前に...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...歩いても二十分くらゐで行けるやうな高台にあつたが...
徳田秋声 「チビの魂」
...この世に自分くらゐ切ないがまた...
中原中也 「青年青木三造」
...日本人の千年分くらいの能率をあげるといわれる...
中谷宇吉郎 「エリセーフ氏」
...十分くらいかかったようである...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...それから約七分くらいすると注文通り寒月君が来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...蘆間（あしま）を分くる泉に似て...
ノワイユ夫人 Comtesse de Noailles 堀辰雄訳 「生けるものと死せるものと」
...もう顔にはそれが小指の半分くらいしか残っていないという為体（ていたらく）であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...どうぢやらう――くだんの帳面が半分くらゐの丁数になつてをるではないか！ あとは残らず婆さんめ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...随分くだらないことを思い出して...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...いやに天井の低いじめじめした楽屋の半分くらいまで...
正岡容 「寄席」
...私の一生の作品の數は半分くらゐに減つてゐたであらう...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...左の耳に長（たけ）一寸九分くらいの角生え...
南方熊楠 「十二支考」
...居合わせた友人と共にその魚をすくって四斗樽に半分くらい取った...
武者金吉 「地震なまず」
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