...彼は自信たっぷりで出鼻をくじかれた...
...相手の意図を見抜いて、出鼻をくじいた...
...いい加減な態度をとったため、出鼻をくじかれた...
...出鼻をくじかれないよう、慎重に行動する必要がある...
...出鼻をくじかれるような状況に陥らないよう、計画的に進めよう...
...尼は彼の出鼻をへし折って隙(すか)さず門を閉めた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...その出鼻を越して私達の視野の中へ...
大阪圭吉 「死の快走船」
......
高木貞治 「回顧と展望」
...」大いにとっちめてやるつもりであったのだが、竹さんからつまらぬ藤娘なんてお土産をもらって、出鼻をくじかれ、マア坊に対してうしろめたいものさえ感じて意気があがらず、憂鬱(ゆううつ)にちかい気持でこの洗面所に来てみると、マア坊が、あんまりなまめかしかったので、男子として最も恥ずべきやきもちの心が起り、つい、あらぬ事を口走って、ただちにマア坊に糺明(きゅうめい)せられ、今は、ほとんど駄目(だめ)になった...
太宰治 「パンドラの匣」
...出鼻に立つて眺める...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...そこで出鼻をおさえられたところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...出鼻をぶっ倒された猛牛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささか出鼻(でばな)を折られた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...男は出鼻を挫(くじ)かれた気持で...
夏目漱石 「虞美人草」
...出鼻をはたかれてもさほどに口惜(くや)しくはなかったろう...
夏目漱石 「野分」
...彼女を遮(さえ)ぎろうとするお延の出鼻を抑(おさ)えつけるような熱した語気で...
夏目漱石 「明暗」
...八五郎の出鼻を挫(くじ)いてしまつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出鼻を挫(くじ)かれ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...そのむこうに細かく建物のつまった出鼻の山の景色が見える...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...千蛾老人はその出鼻を呼び止めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...「あの強がッておる赤隊の出鼻をたたけ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...出鼻に先頭の一人が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...出鼻を逆に衝かれて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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