...彼は自信たっぷりで出鼻をくじかれた...
...相手の意図を見抜いて、出鼻をくじいた...
...いい加減な態度をとったため、出鼻をくじかれた...
...出鼻をくじかれないよう、慎重に行動する必要がある...
...出鼻をくじかれるような状況に陥らないよう、計画的に進めよう...
...これで日本人の出鼻を挫(くじ)こうとしたのである...
谷譲次 「踊る地平線」
...入り江を包む両方の山の出鼻に燈籠があって岸にはずっと遊女の家が並んでいたのを...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...深まりかけていきなり出鼻を折られた感慨は房一の中に何かしら尾を引いて残つてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...この厳粛な式の出鼻を挫いてケチをつけたわけだが...
戸坂潤 「社会時評」
...出鼻をぶっ倒された猛牛は...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友としては、度胸を据えたようなもので、飯も食い、お茶も飲み、旅装も型の通りにして、上(あが)り框(かまち)から草鞋(わらじ)を穿(は)き、笠をかぶり、杖を取って、威勢よく旅を送り出されようとする時、その出鼻で、またしても一つの悶着(もんちゃく)を見せられてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...石山方面の名所めぐりをしようという出鼻であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...山の出鼻を回って...
夏目漱石 「草枕」
...八五郎の出鼻を挫(くじ)いてしまつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...観音崎の出鼻から現れたアメリカ航路の船が...
牧野信一 「岬の春霞」
...出鼻の上を暖かく照らし...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...千蛾老人はその出鼻を呼び止めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...戦機を待ちかまえていた出鼻であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...武大の出鼻を口汚くののしった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...断(ことわ)りに行こうと思っていた出鼻(でばな)だったので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...道幅の狭さに出鼻から全体の力に集中を欠いてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まだいたかっ」起ち上がろうとする出鼻を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いかにも出鼻を挫かれた氣持で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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