...彼は自信たっぷりで出鼻をくじかれた...
...相手の意図を見抜いて、出鼻をくじいた...
...いい加減な態度をとったため、出鼻をくじかれた...
...出鼻をくじかれないよう、慎重に行動する必要がある...
...出鼻をくじかれるような状況に陥らないよう、計画的に進めよう...
...断崕(だんがい)の出鼻に降り積もって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...」大いにとっちめてやるつもりであったのだが、竹さんからつまらぬ藤娘なんてお土産をもらって、出鼻をくじかれ、マア坊に対してうしろめたいものさえ感じて意気があがらず、憂鬱(ゆううつ)にちかい気持でこの洗面所に来てみると、マア坊が、あんまりなまめかしかったので、男子として最も恥ずべきやきもちの心が起り、つい、あらぬ事を口走って、ただちにマア坊に糺明(きゅうめい)せられ、今は、ほとんど駄目(だめ)になった...
太宰治 「パンドラの匣」
...出鼻に立って眺める...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...せっかく意気込んだ出鼻をこれに挫(くじ)かれたのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡の出鼻から突然船が現れた...
長塚節 「隣室の客」
...いささか出鼻(でばな)を折られた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...相手はその出鼻を挫(くじ)くように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大きな石塊のごろごろしてゐる出鼻のところには黒い杭にあたる波が白く砕けてゐて...
原民喜 「潮干狩」
...その出鼻に立つて...
牧野信一 「環魚洞風景」
...一気に岬の出鼻へ駆け昇つた...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...T「仏さまもまんざら嘘はつかないものね」太郎左衛門一寸出鼻をくじかれた態...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...おれの出鼻をひっ叩くだろうとは...
山本周五郎 「季節のない街」
...こっちで先に出鼻をくじいてやったのだ』『アア……』石に挫(ひし)がれた白い花のように...
吉川英治 「篝火の女」
...七の出鼻を折った...
吉川英治 「銀河まつり」
...一戦に敵の出鼻をたたき...
吉川英治 「三国志」
...どうも出鼻がまずかった...
吉川英治 「私本太平記」
...断(ことわ)りに行こうと思っていた出鼻(でばな)だったので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...まだいたかっ」起ち上がろうとする出鼻を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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