...彼は自信たっぷりで出鼻をくじかれた...
...相手の意図を見抜いて、出鼻をくじいた...
...いい加減な態度をとったため、出鼻をくじかれた...
...出鼻をくじかれないよう、慎重に行動する必要がある...
...出鼻をくじかれるような状況に陥らないよう、計画的に進めよう...
...尼は彼の出鼻をへし折って隙(すか)さず門を閉めた...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...その出鼻を越して私達の視野の中へ...
大阪圭吉 「死の快走船」
...そこで出鼻をおさえられたところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって出鼻をくじかれているのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...岡の出鼻から突然船が現れた...
長塚節 「隣室の客」
...いささか出鼻(でばな)を折られた...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...男は出鼻を挫(くじ)かれた気持で...
夏目漱石 「虞美人草」
...出鼻をはたかれてもさほどに口惜(くや)しくはなかったろう...
夏目漱石 「野分」
...彼女を遮(さえ)ぎろうとするお延の出鼻を抑(おさ)えつけるような熱した語気で...
夏目漱石 「明暗」
...大きな石塊のごろごろしてゐる出鼻のところには黒い杭にあたる波が白く砕けてゐて...
原民喜 「潮干狩」
...出鼻を過ぎると向岸には同じやうな恰好の黒い格子の二階建が三四軒並んでゐたが...
原民喜 「潮干狩」
...T「仏さまもまんざら嘘はつかないものね」太郎左衛門一寸出鼻をくじかれた態...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...千蛾老人はその出鼻を呼び止めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の出鼻へ跳びかかって行った...
吉川英治 「三国志」
...どうも出鼻がまずかった...
吉川英治 「私本太平記」
...知りませんという出鼻のわるい返辞である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...出鼻に先頭の一人が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こちらが出鼻の誤算を取ってしまうような例が往々ある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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