...彼は自信たっぷりで出鼻をくじかれた...
...相手の意図を見抜いて、出鼻をくじいた...
...いい加減な態度をとったため、出鼻をくじかれた...
...出鼻をくじかれないよう、慎重に行動する必要がある...
...出鼻をくじかれるような状況に陥らないよう、計画的に進めよう...
......
高木貞治 「回顧と展望」
...これから一賑わいという出鼻を敲(たた)かれて二度と起(た)ち上がることの出来ないような有様になり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...出鼻に立つて眺める...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...いざ笠を被(かぶ)って店を出ようとするその出鼻(でばな)でこの騒ぎであるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に言った躑躅ヶ崎の出鼻から左は高山につづき...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかくの話の出鼻をすっかり折られた老爺は...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかく意気込んだ出鼻をこれに挫(くじ)かれたのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...山の出鼻(でばな)の平(たいら)な所へ出た...
夏目漱石 「草枕」
...山の出鼻へ立って洋剣(サーベル)を鞭(むち)の代りにして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...彼女を遮(さえ)ぎろうとするお延の出鼻を抑(おさ)えつけるような熱した語気で...
夏目漱石 「明暗」
...相手はその出鼻を挫(くじ)くように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大きな石塊のごろごろしてゐる出鼻のところには黒い杭にあたる波が白く砕けてゐて...
原民喜 「潮干狩」
...その出鼻を、ぱっと、塀を蹴放すように、飛び出した闇太郎...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...山の肌を洗ひ、細い血管を傳つて、頂から麓へ、麓から谿間へ落ち込んで來る幾多の水、樹々の根元や、燒石の間へぷつ/\湧き出した小さな泉が、途を求め、藪をくぐつて、下へ/\と落ちて來た水、谿間の奧深くへ數年となく湛へてゐて、次第々々に周圍の草の根をひたし、立樹を枯らし、やがて、その白骨のやうな立枯れた巨木をも水底へ沈めてしまひ、上へ上へと登つて來て、山の出鼻を包み、岩角を沒し、林といふ林を眼にも附かないくらゐ徐々として下から呑んでしまひ、そして一樣に、何處をも平らかな水の野原としてしまつた湖水の水、その水も一箇所山の間に缺所を求めると、四里にも餘る一圓の水が俄に色めき立ち、騷ぎ立ち、殺氣を帶んで來て、爭つてその一箇所の方へ向つて急ぎ出す...
吉江喬松 「霧の旅」
...武大の出鼻を口汚くののしった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...出鼻に先頭の一人が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...道幅の狭さに出鼻から全体の力に集中を欠いてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まだいたかっ」起ち上がろうとする出鼻を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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