...この館(やかた)の出丸の直下...
中里介山 「大菩薩峠」
...出丸の砲撃を指揮した...
久生十蘭 「ひどい煙」
...原城の出丸は、鴨の首のかたちに海に突きだした尾崎の突端、裾通りに狭い細谷(ほそたに)をへだてたむこうの松林の中にあり、橋本左京というのが出丸の大将で、千人ばかりで守り、鍋島信濃の軍勢が攻(せ)め口(ぐち)をとっていた...
久生十蘭 「ひどい煙」
...出丸の馬出(うまだ)しから細谷の浦へおり...
久生十蘭 「ひどい煙」
...細谷(ほそたに)ごしに出丸を砲撃したが...
久生十蘭 「ひどい煙」
...人はただ発句(ほっく)の出丸(でまる)に籠城(ろうじょう)して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...昔は出丸があったそうで...
山本周五郎 「薊」
...飯尾(いいお)の出丸にも兵をくばり...
山本周五郎 「死處」
...妙見(みょうけん)の出丸(でまる)...
吉川英治 「私本太平記」
...松尾刑部季綱(ぎょうぶすえつな)の奉行でいまなお出丸や矢倉門などの手入れをしている状況だった...
吉川英治 「私本太平記」
...晩年は高田市の出丸に住んで長寿をたもった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...上の桝形(ますがた)へ建築しかけている出丸櫓(でまるやぐら)の一端まで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...俵一八郎の死と築城中の出丸櫓(やぐら)の崩壊とが暗合したので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...出丸廓(でまるぐるわ)の竣工(しゅんこう)と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...出丸廓(でまるぐるわ)落成の賜酒(ししゅ)である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...つづいて西出丸の建物がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...お呼びですか」「西出丸の先の空地に...
吉川英治 「日本名婦伝」
...西出丸の空地まで出て...
吉川英治 「日本名婦伝」
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