...彼は、凡俗な趣味を持っている...
...彼女は、凡俗な衣服を身に着けていた...
...その小説は、凡俗な内容だった...
...私は、凡俗な生活に嫌気がさしている...
...彼の発言は、凡俗な人々の間で共感を呼んだ...
...凡俗な現実世界をのがれて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「わたくし自身について」
...或はあまねく凡俗人等の日常生活に較べてより多く所謂養生法にかなつた生活(此処には狭義の生活及び思想を生活の一語に一括して言ふのだが)であり...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...私の凡俗な聽覺に受けるその聲は非常に珍らしくはあるが...
今井邦子 「佛法僧」
...自分を凡俗(ぼんぞく)より高いものに自惚(うぬぼ)れて見たり...
梅崎春生 「桜島」
...凡俗の解釈というより他(ほか)は無いらしい...
太宰治 「正義と微笑」
...世間なみの凡俗に成り下っちまったじゃないか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...人の凡俗さや欠点を見てとって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...凡俗なみごとな呑気(のんき)さがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...結局凡俗に堕するのみだ...
豊島与志雄 「傍人の言」
...その凡俗がいいのだ...
豊島与志雄 「傍人の言」
...しかしこの死に対する観念態度の奈何(いかん)は即ち凡俗と聖賢とを区別する標準じゃないかと思う...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...探偵小説は凡俗主義に対する一つの挑戦であるといえる...
平林初之輔 「探偵小説の世界的流行」
...ただその艱苦(かんく)に当たるのみを以て凡俗を目下に見下すの気位を生ずべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...「實際生活に於ける凡俗な行爲に伴ふ言語のやうに...
三木清 「歴史哲學」
...家庭は家庭と代々の凡俗な生き手たちが結論した結論をこの作品の中に知ろうとして...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...凡俗大衆の前において行われたために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...普通の記録には凡俗として省みなかったものを保存しているので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ぐいぐいと喉元(のどもと)を締める凡俗の生(せい)の圧迫………心は気息(いき)を次(つ)ぐ間(ま)も無く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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