...一門のものをつどへて凝議中のところであつた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...裁判長は呆れたように隣席の判事と顔を集めて凝議した...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...額を集めて凝議する...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...一室に籠(こも)って二人で暫(しばら)く凝議していたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...当時の林教育総監や真崎軍事参議官やがその前後策を凝議していたということだ...
戸坂潤 「社会時評」
...そして、門を閉じ、警戒を厳重にして、書院で、凝議した...
直木三十五 「南国太平記」
...川口のとこでロクロー問題を凝議し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もしや看護婦が御入用ではございませんかしら……」診察室の装飾に就いて家具屋と凝議(ぎょうぎ)をしていた私の姉と...
夢野久作 「少女地獄」
...立会人の凝議(ぎょうぎ)は...
吉川英治 「銀河まつり」
...ただ二人きりで問題を凝議しだした...
吉川英治 「三国志」
...常盤範貞が腹心をあつめて凝議しだしたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...不眠の凝議(ぎょうぎ)だったであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...かたすみへ寄(よ)って凝議(ぎょうぎ)をしたうえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼は何か凝議中(ぎょうぎちゅう)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...また黒田官兵衛その他と何事か凝議(ぎょうぎ)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...一同はこの敗戦の収拾(しゅうしゅう)を凝議した...
吉川英治 「新書太閤記」
...昨夜深更まで凝議(ぎようぎ)していたのもそれだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...凝議(ぎょうぎ)の最中...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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