...はじめると凝るおそれがある...
関根金次郎 「手数将棋」
...彼は書きだしに凝るほうであった...
太宰治 「猿面冠者」
...よほど凝るのだとみえる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...専ら『杜詩』に凝ることにしている...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...あまりひどく凝るのは...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...神仙道混りの新しい物理学などに凝る連中が現われてはたいへんである...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...私は生れてから肩の凝るということは未だ知らないのですが...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...――お前があんまり尺八に凝るから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...書画や茶道具に凝る親父を一番苦々しいと思っているのはこの男で」「それから」「もう一人は下女のお辰...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどく肩が凝るさうで時々私が揉みに參ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...肩が凝ると言ったら...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...実がありすぎて肩が凝る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これが相当の苦しみ、肩は凝るし、よく揺れるし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...肩の凝るような気もちでそれを尋ねることを考え出すと...
室生犀星 「童子」
...藩中にも釣りに凝る者がだいぶいた...
山本周五郎 「いさましい話」
...名作の袋物今も目に残る御用品の煙草入れ江戸趣味の名残りとして明治の中頃までは袋物に凝る人が多かった...
山本笑月 「明治世相百話」
...或る時は扇に凝る...
夢野久作 「実さんの精神分析」
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