...私は物事に凝るはうであつたから...
太宰治 「思ひ出」
...彼は書きだしに凝るほうであった...
太宰治 「猿面冠者」
...私の友人の偕楽園主人は随分普請に凝る方であるが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...肩がこんなにひどく凝るのは血壓の高い証拠であるが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...」血圧が高いと肩が凝るものかどうか...
豊島与志雄 「未亡人」
...よし此の地方(くに)が湿潤に過ぎるとしても、疲れたる我等が心のためには、柱は猶(なほ)、余りに乾いたものと感(おも)はれ、頭は重く、肩は凝るのだ...
中原中也 「在りし日の歌」
...それほど塩に凝る気もないので...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...私は生れてから肩の凝るということは未だ知らないのですが...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...一巻物でも少し凝ると...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...「私には覚えがありますが、碁に凝る方には、徹夜もありがちの事ですね――でもそのために馬場の旦那が潔白と判れば、何が仕合せになるか判りません」佐吉はそう言うのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時々肩が凝るほかには...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――あの兄妹はよくよく骨董に凝る人間が憎いようだから」平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親父が骨董に凝るのを苦々しがって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「肩が凝るでせうね...
原民喜 「小さな村」
...バクチウチが身なりに凝るのは仕事にかかっている証拠で...
久生十蘭 「復活祭」
...「お母さんはお化粧に凝る方なんだらう...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...此草を煮とらかすとよく凝るので...
柳田國男 「食料名彙」
...藩中にも釣りに凝る者がだいぶいた...
山本周五郎 「いさましい話」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??