...僕は、このごろまた、ブランドを読み返しているのだが、どうも肩が凝る...
太宰治 「愛と美について」
...彼は書きだしに凝るはうであつた...
太宰治 「猿面冠者」
...私の友人の偕楽園主人は随分普請に凝る方であるが...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...よほど凝るのだとみえる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...老来種々なる生理的障害―――たとえば肩が凝るとか...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...テンポの鈍いのに肩が凝るくらいが落ちであり...
徳田秋声 「縮図」
...肩が凝るようだとか言って...
豊島与志雄 「未亡人」
...凝りに凝るという...
中井正一 「大衆の知恵」
...反歌小夜泣きに兒泣くすなはち垂乳根の母が乳房の凝るとかもいふ花崗岩といふものは譬へば石のなかの丈夫なり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...私は生れてから肩の凝るということは未だ知らないのですが...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...書畫や茶道具に凝る親父を一番苦々しいと思つて居るのは此男で」「それから」「もう一人は下女のお辰...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...書画や茶道具に凝る親父を一番苦々しいと思っているのはこの男で」「それから」「もう一人は下女のお辰...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上に彼女は肩の凝る性分で...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...考へるだけで肩が凝る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これが相当の苦しみ、肩は凝るし、よく揺れるし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...凝るといふよりも寧ろ自由に書きすゝんだ方が展かれさうなのではないか...
牧野信一 「浪曼的月評」
...だからどことなく聴いていて肩が凝る...
正岡容 「小説 圓朝」
...常より物に凝るならい……いかにも怪しい体であッたが...
山田美妙 「武蔵野」
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