...座は同業が相聯合して政府に冥加金のやうなものを納める...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...普通これらの官位を買うには当道を支配する久我右大臣家や組合の方へ多額の冥加金(みょうがきん)を納めなければならないので...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その冥加金(みょうがきん)なるものを上納し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その冥加金額は旧制により変更するところなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...窮民救済の冥加金を取上(とりあ)げようと考えましたが...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...駿河守様も冥加金の謎の掛けようがねえ」「…………」「俺は吹屋町の屋敷に住込(すみこ)んで半年になるが...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...「疾風」の冥加金でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから掻き集めた冥加金(みやうがきん)だつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もちろん盲人たちはその稼ぎから冥加金(みょうがきん)や印可料を「座」に納めることなので職屋敷の経済力もなかなかばかにならぬ力だった...
吉川英治 「私本太平記」
...富豪から冥加金(みょうがきん)を借り上げたり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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