...沐猴にして冠するの滑稽を演じつつ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...この中坂を冠する思案外史は中坂の何辺(どこ)らあたりに住んでる人だろうと揣摩(しま)し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...カラスオウギの實は黒いから夜に冠する...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...八重は榮える意に冠する...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ト(磨ぐ)に冠する...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...月に冠するのは轉用...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ヘ(隔)に冠する...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...オミ(大きい水、海)に冠する...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...未婚婦人の名に冠する敬称であって...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...これを具備した人にして始めて碩学(せきがく)の名を冠するに足らんか...
寺田寅彦 「知と疑い」
...モラルなどは沐猴にして冠するものだろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...秋の山野を冠する赤や黄の色彩は...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...其の作物に冠する資格がないと云う意味でもない...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...ストゥルソンとかいふ名を冠することになつてをります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...文化に冠する固有名詞のこともその通りです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...最初冠するに悪の字をもってしたのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...これも恐らくは何か人間以外のものの名を冠する風習が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...王はドイツ皇帝として戴冠するためイタリアに出発しようとしている矢先であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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