...再々悪(あ)しざまに罵り居った...
芥川龍之介 「邪宗門」
...再々増築の手数と費用を我慢したことであった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...家の前まで送って上げよう」私は再々...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その金切声が再々入っているはずですけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...さいぜんからお角が、再々キリシタン、キリシタンを口にしたればこそ、これがいわゆるキリシタンの油絵というものかと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...再々油絵というものを見ているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...特に十勝岳においては再々観測された...
中谷宇吉郎 「雪」
...乙松の本当の親へ強請(ゆすり)に行ったんだろう――再々の事で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...再々足を運ばれた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...再々危うくなる)わしは何も知らぬ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...前にも再々聽いて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...故意に其許へ勝ちを譲って進ぜようかと思うたことも再々であったが...
吉川英治 「剣難女難」
...兄高氏の幽居へ近づきかけたことは再々だった...
吉川英治 「私本太平記」
...再々の使いがあり...
吉川英治 「私本太平記」
...おそらく馬で飛ばした所も再々であったのだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...お寒くはございませぬか」などと再々見舞った...
吉川英治 「新書太閤記」
...再々(さいさい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...私の身體全體の痛み出す樣な感覺に襲はるる事が再々あつた...
若山牧水 「山寺」
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