...それが円満に成就した時の...
芥川龍之介 「羅生門」
...この案ならば八方円満に納まり...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...すぐに四方八方円満にをさまつたのださうでございますが...
太宰治 「右大臣実朝」
...至極円満に治まっているのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...きっと夫婦仲も円満に行く...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...万事円満に参るようにと...
田山花袋 「蒲団」
...万事円満に収まりそうであったのに……...
田山花袋 「蒲団」
...結婚が円満に運ぶようにというのは嘘じゃないですかね...
徳田秋声 「仮装人物」
...検閲を円満にするには出版関係者乃至著作家自身と連絡し協力する以上に理想的な方法は又とあるまいではないか(第七項)...
戸坂潤 「社会時評」
...手段が正しくなくては憲政を円満に発達せしむることが出来ない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...円満に行けば――と...
直木三十五 「南国太平記」
...両説が円満に妥協しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここで表面上は極めて円満に成立したのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは自己と外界との円満に調和した境地で...
夏目漱石 「思い出す事など」
...月と共に加速度をもって円満に進行しつつある際に千代子が生れた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...けだし学問の最大目的は人間を円満に発達せしむることである...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...「円満に事を決着する...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...事件を円満に解決する便宜があると思うからです」「それはもういくどもうかがいました...
久生十蘭 「だいこん」
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