...凡ての事が円満に終を告げた...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...円満に完(をは)つてゐる...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...たとえば省線切符位の厚紙に改造することによって円満に目的を達し得られることに気がつき...
海野十三 「発明小僧」
...至極円満に治まつてゐるのだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...夫人は円満に出来上ってる女らしかった...
豊島与志雄 「小説中の女」
...円満に行けば――と...
直木三十五 「南国太平記」
...挨拶の表示を十分円満にさせないというわけでもないし……そう重い身分の者ではなかろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...両説が円満に妥協しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここで表面上は極めて円満に成立したのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして円満に人情主義をやり通したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...死して円満に成就(じょうじゅ)したということになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...円満に動くと云う語があるとすれば...
夏目漱石 「草枕」
...円満に遂行する興味も有たなかった...
夏目漱石 「それから」
...けだし学問の最大目的は人間を円満に発達せしむることである...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...あたしは円満に親の手を離れる決心であった...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...夫の智徳円満にして教訓することならば固より之に従い...
福沢諭吉 「女大学評論」
...私はもうすべて円満におさまったと思っていたのですが...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...これを出来るだけ円満に引出すものは教育と労働です...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
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