...内省的な落ちつきが支配してゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...腕白な遊戯などから遠ざかった独りぼっちの子供の内省的な傾向がここにも認められる...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...同じような内省的な傾向から...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...著者は千葉胤成教授の実験的で且つ内省的な心理学的方法をうけついでいるようである...
戸坂潤 「読書法」
...内省的な深い空虚を示すことがあって...
豊島与志雄 「待つ者」
...その内省的な深い空虚に...
豊島与志雄 「待つ者」
...余りに内省的な彼の上に奇妙な形となって顕(あらわ)れた...
中島敦 「光と風と夢」
...遂に内省的な丹道に落付いたわけである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...こういう内省的な意味でなく...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...内省的な問題を論ずる場合には...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...きわめて内省的ないわゆる宋学に受け入れられ...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...若い人達が内省的な心理学をきらって...
松永延造 「職工と微笑」
...高等学校の最初の二年間は私にとっては内省的な彷徨時代であった...
三木清 「読書遍歴」
...そしてこの人が清少納言と対比されて大変落着いた内省的な身持の堅い女性として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冬はむしろ内省的な修練をする好ましい期間でさえあった...
吉川英治 「親鸞」
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