...武田典厩信繁(てんきゅうのぶしげ)はうしろを向いて馬上から呼んだ...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩は、素直に、「はい」といって、傍らの太郎義信に間(ま)が悪そうな顔をした...
吉川英治 「上杉謙信」
...うしろといわず、陣中につめ合っている面々をながめれば――嫡子太郎義信、弟の典厩信繁、また次弟の武田逍遥軒をはじめ、長坂長閑(ながさかちょうかん)、穴山伊豆、飯富(おぶ)兵部、山県(やまがた)三郎兵衛、内藤修理、原隼人(はやと)、山本勘介入道道鬼など、誰を、眼に求めていいか、ちょっと惑(まど)うほどである...
吉川英治 「上杉謙信」
...おゆるし下さい」典厩は...
吉川英治 「上杉謙信」
...はや御身の陣地までかく敵に駆けみだされたか」典厩が...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩は、痛ましげな目を凝(こ)らして見送った...
吉川英治 「上杉謙信」
...その槍は、典厩が思わず、顔のまえで掴んだ為、「おうほっ」と、力まかせに引かれて、駒の首を越えて、前へもんどり落ちた...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩のからだは見失われてしまった...
吉川英治 「上杉謙信」
...「逃げたっ」見つけたとき、典厩は、千曲川のすぐそばまで、馬を打って退いていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩は、川の中へ、しぶきを揚げて落ちた...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩のからだは、浮きつ沈みつ、流れてゆく...
吉川英治 「上杉謙信」
...左馬介典厩信繁どののおん首...
吉川英治 「上杉謙信」
...すぐ彼の手から主人典厩の首を引っ奪(た)くるやいな...
吉川英治 「上杉謙信」
...典厩が日頃から目をかけてやってはいたが...
吉川英治 「上杉謙信」
...「典厩信繁を討取ったり」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...信玄の弟典厩信繁のほか...
吉川英治 「上杉謙信」
...弟の典厩信繁までが討死をとげたことは...
吉川英治 「上杉謙信」
...宿老の面々をはじめ一族の典厩信豊(てんきゅうのぶとよ)までが...
吉川英治 「新書太閤記」
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