...人類に具わる所の理性である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...みずから自由に死する能力が人間に具わるという知識を意味するのではない...
田辺元 「メメント モリ」
...こうした個々の常識内容は人間の健全な理性に具わる云わば本能のような必然性によってヴァリディティーを与えられているのだったから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...又この知識を有てば常識の涵養の条件の一つが具わることも間違いではないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...両者かね具わるのは最もよろしい...
豊島与志雄 「野に声なし」
...我々人間に具わる推論機能の諸原理・諸作用と我々の有する諸観念の本性との解明にある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...政府にて一事を起こせば文明の形はしだいに具わるに似たれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...絵を見る力が具わるのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...知識の形式は主観に具わるものである...
三木清 「哲学入門」
...『述異記』に曰く、普寧県に竜葬の洲(す)あり、父老いう竜この洲において蛻骨す、その水今なお竜骨多し、按ずるに山阜岡岫(こうしゅう)、竜雲雨を興すもの皆竜骨あり、あるいは深くあるいは浅く多く土中にあり、歯角脊足宛然(さながら)皆具う、大なるは数十丈、あるいは十丈に盈(み)つ、小さきはわずかに一、二尺、あるいは三、四寸、体皆具わる、かつて因って采(と)り取(あつ)めこれを見る、また曰く冀州鵠山(こくさん)に伝う、竜千年すなわち山中において蛻骨す、今竜岡あり、岡中竜脳を出す〉...
南方熊楠 「十二支考」
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