...大兵肥満の晋子其角(しんしきかく)が...
芥川龍之介 「枯野抄」
...隣にゐた其角の方をふりむきながら...
芥川龍之介 「枯野抄」
...最も現実的な其角でさへ...
芥川龍之介 「枯野抄」
...その「枯野抄」といふ小説は、芭蕉翁(ばせををう)の臨終(りんじゆう)に会つた弟子(でし)達、其角(きかく)、去来(きよらい)、丈艸(ぢやうさう)などの心持を描(ゑが)いたものである...
芥川龍之介 「一つの作が出来上るまで」
...秀和は俳諧こそ其角よりは下手だつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...」其角は喧嘩を買つて出た...
薄田泣菫 「茶話」
...この句も其角がある年初めて鶯の初音を聴いた...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...菊を切る跡まばらにもなかりけり其角其角は前にも度々出たことのある人であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...宝井其角(きかく)と云ういでたちで奥から現れた老人は...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...俳諧師には其角堂永機...
永井荷風 「向嶋」
...しかし明治四十三年八月初旬の水害以後永くその旧居に留ったものは幸田淡島其角堂の三家のみで...
永井荷風 「向嶋」
...彼の句には、芭蕉のやうな幽玄な哲学や寂しをりもなく、蕪村のやうな絵画的印象のリリシズムもなく、勿論また其角、嵐雪のやうな伊達や洒落ツ気もない...
萩原朔太郎 「小説家の俳句」
...座敷に胡瓜と空豆の其角堂の夏の色紙がかかっていた...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...江戸には其角(きかく)という大たて者があって...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...其角すらこれより後...
正岡子規 「俳人蕪村」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...気に入ったら生贄を免じてやるぞ」「はい」其角は溺(おぼ)れんとして藁(わら)を掴んだ気持...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...其角の導かれたのはその内の『山賊』の催しであったらしい...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
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