...其者の哲學は遂に Pessimismus ならざるを得まい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...疫其者より巡査の方が嫌はれる...
石川啄木 「赤痢」
...ボルシエヴイキの組織其者が...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...現実其者が詩になっている...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...生活其者の装飾とするようになると云う事は...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...生活其者が其の立派な観物になる...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...然(け)れども俺(おれ)其者(そのもの)は至(いた)つて微々(びゞ)たるもので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...製法以上諸種の石器(いしき)の製法(せいはう)は石器其者の形状(けいじやう)を見ても推察するを得れど...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...さすれば赤の士は立出でゝ其者と勝負をばするのです...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...他に先んじて凶運と死とに其者出で逢はむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其者に 350其親戚の男女らは火葬の禮を致すまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...具體的の經驗を離れて抽象的思考其者に價値を認むる者は正金を離れて紙幣や手形が價値を有すると思ふ者と選ばない...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...其者に依頼して二生の身辺を探偵させた...
永井荷風 「来訪者」
...目的其者(そのもの)である...
西田幾多郎 「我が子の死」
...吾妻鏡其者のみに就きて爲したる考察にして...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...其者は立派に陳述して居るではないか...
平出修 「逆徒」
...其者は必ず瘋癲(ふうてん)ならん...
福沢諭吉 「帝室論」
...其者を犯人として刑に行ふ様の類もあるとか...
穂積陳重 「法窓夜話」
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