...┌──┐ ┌──┐│ │ │ ││ ←┘ └→ │└──────────┘(臓腑 其者は浸水された畜舎とは異るものであらうか)...
李箱 「二十二年」
...疫其者より巡査の方が嫌はれる...
石川啄木 「赤痢」
...然れども独乙には実際寒威其者よりも寧(むし)ろ氷雪の為めに飼料を求むる能はざるが為めに飢死する小動物ありと聞く...
石橋忍月 「舞姫」
...文人其者の社会的価値を認めたからではなかった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...生活其者が其の立派な観物になる...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...然(け)れども俺(おれ)其者(そのもの)は至(いた)つて微々(びゞ)たるもので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...於二隠候一は其者之事は不レ及レ申...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...さすれば赤の士は立出でゝ其者と勝負をばするのです...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...眞理や定説其者を否定しては居らぬ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...懷疑論者の論議其者が已に幾多の概念や矛盾律や三段論法やを道具に使つて居る...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...斯ういふ論議上の矛盾を指斥したのみで自然主義其者が直ちに破れたと見るは間違である...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...具體的の經驗を離れて抽象的思考其者に價値を認むる者は正金を離れて紙幣や手形が價値を有すると思ふ者と選ばない...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...其者に依頼して二生の身辺を探偵させた...
永井荷風 「来訪者」
...史料其者が固有せる色彩は全く埋沒し...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...吾妻鏡其者のみに就きて爲したる考察にして...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...其者こそは此の谷間に開墾を始めた最初の人間であつた...
ビョルンステェルネ・ビョルンソン Bjornstjerne Bjornson 宮原晃一郎訳 「鷲の巣」
...其者を犯人として刑に行ふ様の類もあるとか...
穂積陳重 「法窓夜話」
...其者を連れ来れ搏ち殺すべしとて怒りける時楼上に居たれば多くの弟子ども交る/\楼に出て詫を言へども承引せず...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
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