...其者の哲學は遂に Pessimismus ならざるを得まい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...┌──┐ ┌──┐│ │ │ ││ ←┘ └→ │└──────────┘(臓腑 其者は浸水された畜舎とは異るものであらうか)...
李箱 「二十二年」
...私は其者で無え...
石川啄木 「赤痢」
...新夫婦其者(そのもの)には何のめでたきことあらむや...
泉鏡花 「愛と婚姻」
...ボルシエヴイキの組織其者が...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...文人其者を見る眼を少しも変える事が出来なかった...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...現実其者が詩になっている...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...先ず民衆其者を持つ事から始めよ...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...生活其者が吾々の光栄ある観物になる筈である...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...生活其者の装飾とするようになると云う事は...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...其者は必ず人間以上の所謂予言者の類でなければならぬ如くに思はれて居る...
丘浅次郎 「人類の将来」
...さすれば赤の士は立出でゝ其者と勝負をばするのです...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...100死と運命と臨めるは我が兩人の中いづれ?其者は逝け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...之によりて自然主義其者の議論の精錬を促し...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...議論其者が別にどうなるものでは無くとも...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...吾妻鏡其者のみに就きて爲したる考察にして...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...其者こそは此の谷間に開墾を始めた最初の人間であつた...
ビョルンステェルネ・ビョルンソン Bjornstjerne Bjornson 宮原晃一郎訳 「鷲の巣」
...其者は立派に陳述して居るではないか...
平出修 「逆徒」
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