...たゞ其れだけの景色である...
高濱虚子 「古江」
...其れだけに善い、其れだけに力を用ゆる頭を、國家の爲に何故公けに用ひない...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...」「其れだけは止して呉れ...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...さも/\其れだけは...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...其れだけでも日本がえらくなつたには相違ない...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...其れだけは何時(いつ)もお茶を濁して来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...併唯其れだけの程度だけである...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...其れだけ盲目なことが...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...今其れだけ拝借出来なければ一家散り散りばらばらに成って仕舞わなければなりません...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...若し其れだけの心の力がある人なら...
宮本百合子 「結婚相手の性行を知る最善の方法」
...国家に其れだけの寛容の道が開けてゐないので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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