...自分が彳(たたず)んでいた七八間さきの...
泉鏡花 「悪獣篇」
...空の儘(まま)七八間...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...岸と相距ることわづかに七八間...
大町桂月 「赤城山」
...そこから七八間離れたところには...
田山録弥 「モウタアの輪」
...八間も後(おく)れながら忍び忍び蹤(つ)いてゆくと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...全体三十八間隔の中で...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...七八間も行きすぎていた...
直木三十五 「南国太平記」
...それが鉄御納戸(てつおなんど)の八間(はちけん)の深張で...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...毛繻子張(けじゅすば)り八間(はちけん)の蝙蝠(こうもり)の柄には...
夏目漱石 「二百十日」
...竪(たて)二十間、横十八間、高さ十五間、壁の厚さ一丈五尺、四方に角楼(すみやぐら)が聳(そび)えて所々にはノーマン時代の銃眼(じゅうがん)さえ見える...
夏目漱石 「倫敦塔」
...井戸から二十八間のところに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あかあかと自分の顔を照らす八間(はちけん)の灯(あかり)のいろさえ...
正岡容 「小説 圓朝」
...たちまち四五間七八間と離れ離れになッて採り始めた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...黄昏(たそがれ)の濃くなった部屋に(主人の好意で)八間の灯がともされ...
山本周五郎 「雨あがる」
...七八間さきの横丁へいっさんに駆け去るのが見えたきりだった...
山本周五郎 「新潮記」
...八間の燈がついているのに...
山本周五郎 「七日七夜」
...間口十八間(けん)...
吉川英治 「大岡越前」
...大阪城には四間に八間の大石もあるそうである...
和辻哲郎 「城」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??