...その主たる問題はその心理的効果が漸次美はしく権威ある恋愛生活を創造するに与(あず)かつて力あるといふ点である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...主たる動機は半平という男が細君に死別してからまる二年この方...
海野十三 「幸運の黒子」
...また畠山の六郎重保さまは京の宿舎の御亭主たる平賀の右衛門朝雅さまとささいの事から大喧嘩をはじめてそれが畠山御一族滅亡の遠因になつたなどの騒ぎもございましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...主たる目的なのであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その主たる理由は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...我が軍に主たるべからず――我軍の 85少年及び老年の總(すべて)に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...君主たる男子は貴賤貧富...
福沢諭吉 「女大学評論」
...社会の改善の途上に横たわる主たる困難と考えるところのものに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ニュウ・ジイランドの人口に対する主たる妨げと考え得る程度に行われているのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人口を生活資料の水準に抑止する主たる妨げは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まず追い著いた者玉の持ち主たるべしといい...
南方熊楠 「十二支考」
...これもわたしは飲水(のみみず)が主たる原因であったと思っている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...主たる原因は廃物の利用...
柳田国男 「木綿以前の事」
...いわゆる店屋物(てんやもの)の主たるものは餅と団子...
柳田国男 「木綿以前の事」
...国主たる彼自身は...
吉川英治 「三国志」
...それはまだ主たる家康なり秀吉なりの個性の反映にすぎない...
吉川英治 「新書太閤記」
...場合によって叡山(えいざん)の座主たる老師をも敵とするかも知れない大事なのだ...
吉川英治 「親鸞」
...キャンプにおける常軌を逸した混乱状況の主たる証拠として提供することができるように...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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