...追われて元の飼主たる徳永商店に逃込んだのを巡査は追掛けて来て...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...我は此の国土の所有主たることを忘るべからず」四月三日...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...主たるものについて名を立てたのである...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...主たる目的なのであろう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その主たる理由は...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...常に傲然として思想上の治外法權を維持せり侯或は此未開國を征服するの野心ありとせむされど侯は果して善良なる君主たるを得る乎伊藤侯と大隈伯とは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ政府を世界とせる屬僚の盟主たるには最も適當なる人格にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...お喋(しゃべ)り坊主のお喋り坊主たる所以(ゆえん)を知っても知らなくても...
中里介山 「大菩薩峠」
...催主たる久良伎翁は已にこの世を辞してしまつてをられて年久しい...
正岡容 「滝野川貧寒」
...この広汎な土地の主たる欠点は水のないことである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...過大な家族の恐怖従ってまた結婚に対する主たる障害を除去して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...古代世界の人口がより多かった主たる原因の一としている1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...奨励金に対する主たる目的の一つは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そうして人が機械の主たる時は再び来るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...主たる原因はマラリヤの流行ということが...
柳田国男 「海上の道」
...天下の主たるほどの器量を今から養っておかねばならぬ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...歴史への興味と自負心が古きものどもの主たる心理的要素を成していたため...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...従って叡山復興が信玄の主たる目的とされていた...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索