...放浪的(ほうろうてき)に歩いて何一つ買わないで帰る日もある...
伊藤左千夫 「廃める」
...『水滸』の豪傑がもし方臘(ほうろう)を伐って宋朝に功を立てる後談がなかったら...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...地中放浪(ちちゅうほうろう)の旅にのぼりましたが...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...海外を放浪中(ほうろうちゅう)...
海野十三 「少年探偵長」
...歯は本当の琺瑯(ほうろう)義歯を入れるという...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...彼はそれを卓子(テーブル)の琺瑯(ほうろう)板の上に押さえて...
谷譲次 「踊る地平線」
...あらゆる放浪(ほうろう)を為尽(しつく)して行き処なき蕩児も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...後年の孔子の長い放浪(ほうろう)の艱苦(かんく)を通じて...
中島敦 「弟子」
...地(じ)を卵色の琺瑯(ほうろう)で焼き付けて...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...まるで琺瑯引(ほうろうび)きの便所の壁のように...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...薄く琺瑯(ほうろう)のかかった糸底の中に茶がかった絵具で署名がしてあった...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...第二百五十一琺瑯鍋(ほうろうなべ)小山「そこでお料理が七色揃いました...
村井弦斎 「食道楽」
...西洋料理の道具といえば先日の御意見で台所は悉(ことごと)く西洋鍋ばかりに致しましたが白い琺瑯(ほうろう)を敷いてある西洋鍋の中(うち)で底の方の琺瑯がポツポツと剥(はが)れるのが出来ました...
村井弦斎 「食道楽」
...古びた青銅鍋(からかねなべ)だの粗製(そせい)の琺瑯鍋(ほうろうなべ)だのあるいは銅(あかがね)の鍋だの真鍮鍋(しんちゅうなべ)なんぞを使っていますが西洋は大概国法を以てあんな鍋の使用を厳禁しています...
村井弦斎 「食道楽」
...崩漏症(ほうろうしやう)であつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...五鳳楼(ごほうろう)へ出御を仰ぎ...
吉川英治 「三国志」
...「符宝郎(ふほうろう)はどこにいるかっ...
吉川英治 「三国志」
...疾(と)うに冷め切った味噌汁(おみおつけ)を入れた琺瑯(ほうろう)の壜(びん)と一緒に...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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