...大奉(だいほう)八枚張の大紙鳶(おほたこ)を拵へた事もあつた...
石川啄木 「天鵞絨」
...あの十八枚の図面を基(もと)として...
海野十三 「人造人間の秘密」
...絹畳(きぬだたみ)を八枚重(かさ)ねて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...七、八枚...
太宰治 「虚構の春」
...八枚ばかり引き(むし)られていた...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...丁寧に勘定すると七十八枚...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分、この通り」そう言いながらガラッ八は、内懐(うちぶところ)から抜いた野暮な財布を逆にしごくと、中からゾロリと出たのは、小判が七八枚に、小粒、青銭取交ぜて一と掴(つか)みほど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疊の上に並べた七八枚の小判も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女中の手をかりて十七八枚の丹前(たんぜん)を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...翌る日井戸の中から小判が八枚出て來た...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無茶苦茶に――二三枚と思つたが悪いやうな気がして七八枚抜き取つた...
牧野信一 「失題」
...やっと日本評論の「昭和の十四年間」を八十八枚終りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おやおやもう八枚目ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「巨勢」浄書八枚した...
山本周五郎 「青べか日記」
...推敲十八枚した...
山本周五郎 「青べか日記」
...右がわに、絵具を溶いた(宿の食器を利用したらしい)小皿を、八枚ほど置いて、線描が乾くと着彩するのであるが、線はたしかなものだし、色の合わせようも巧みなものであった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...同じなのは、やはり札の数が、四十八枚、そして、それによって銅財の争奪をたのしむこと、また、平常は程よくつつみかくしている獣的な個性までを遺憾(いかん)なくさらけ出して惜しまないことも、博戯(ばくぎ)に今昔の差はありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこの簾八枚とも...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索