...「その長さ谿(たに)八谷(やたに)峡(お)八尾(やお)をわたりて」は...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...八尾張名古屋の城下へ足を入れたものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...大阪駅から乗ったタクシイの中で――従姉の家は八尾にあった――三造はそっと自分の蟇口をのぞいて見た...
中島敦 「斗南先生」
...伯父は八尾の姪の夫に送られて東京へ帰って来た...
中島敦 「斗南先生」
...階下にゐる本妻のお八尾...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「――」默禮して死體の側から退いたお八尾は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お八尾も駒吉も氣の進まない樣子でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下から風呂の蓋を撥(は)ね上げられないほどの力のある人間だ」「内儀(おかみ)のお八尾は?」「内儀ではない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八尾(やつお)の小原節)おらちゃ友達や...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...八尾の横爪巨籟氏...
前田普羅 「普羅句集」
...中には八尾板(やおばん)の『史記』などのような大部のものがあった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...八尾町は小原節(おわらぶし)で名を成しますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...越中八尾の産である...
柳宗悦 「和紙十年」
...船は八尾川の西へ着く...
吉川英治 「私本太平記」
...八尾川ぞいに、西郷の港へと思いのほか、軍兵の列は、島奥の原田の方へえんえんと流れて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...十郎です」「八尾ノ新介です」正成は叱るようにさえぎった...
吉川英治 「私本太平記」
...ころげるように走り出てきた八尾ノ新助...
吉川英治 「私本太平記」
...八尾栂之介(やつのおとがのすけ)でござる...
吉川英治 「新書太閤記」
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