...全村でお祭りを開催することに決めた...
...同じ集落内に住む人は全村の仲間と言える...
...全村が災害にあった場合、お互いに助け合いが必要だ...
...彼は全村に散らばる業者をまとめて、大規模なイベントを成功させた...
...祖父は全村の人々を結束させ、豊かな山村生活を築いた...
...時を移さず全村を焼いて了ふかするで無ければ...
石川啄木 「赤痢」
...遂に忌(いま)はしき疫(やまひ)が全村に蔓延した...
石川啄木 「赤痢」
...ほとんど全村焼失するに至った...
井上円了 「おばけの正体」
...昼にもならぬうちに全村の人心は非常に動揺した...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...全村(ぜんそん)八十三戸中(はちじゆうさんこちゆう)八十二戸(はちじゆうにこ)潰(つぶ)れ...
今村明恒 「地震の話」
...聞(き)けばこの村(むら)はかつて壯丁(そうてい)の多數(たすう)が出漁中(しゆつりようちゆう)に火(ひ)を失(しつ)して全村(ぜんそん)灰燼(かいじん)に歸(き)したことがあるさうで...
今村明恒 「地震の話」
...全村の有志五十余名を集めて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それはもう全村が零落しきっています...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...全村が焼き払われる...
大杉栄 「日本脱出記」
...年々全村をして水害を被らしめ以て村民の窮苦を来たせり...
田中正造 「非常歎願書」
...樹(き)の梢(こずゑ)などに老若男女殆(ほとん)ど全村の人を尽したかと思はるゝばかりの人数が...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...全村が丸で火※鎮守の森の蔭に一つ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...全村一体が必要であるというのは具体的に明らかだ(日本中の村が一体になるのではなく夫々の村の村民が夫々の村で一つ一つにかたまるということならだ)...
戸坂潤 「社会時評」
...今や全村の犬も鶏も声を揚げてなきだしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...全村は破滅して委棄され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あんなことしたんでえす!女房 もっともじゃ! もっともじゃ!仙太 (泣いている)でがしょう? 真壁新田の百姓仙右衛門は真壁全村やご領内百姓衆みんなの身の内の者ではねえでがすか? 百姓全体のわが身の内ではねえでがすか?(その間も向い側の叩きの物音は続いている...
三好十郎 「斬られの仙太」
...たちまちこれが全村民に伝わった結果...
山本周五郎 「青べか物語」
...困ったことだという憂色が全村に満ちている...
横光利一 「夜の靴」
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