...全村でお祭りを開催することに決めた...
...同じ集落内に住む人は全村の仲間と言える...
...全村が災害にあった場合、お互いに助け合いが必要だ...
...彼は全村に散らばる業者をまとめて、大規模なイベントを成功させた...
...祖父は全村の人々を結束させ、豊かな山村生活を築いた...
...時を移さず全村を燒いて了ふかするで無ければ...
石川啄木 「赤痢」
...大英斷を以て全村の交通遮斷を行つた事がある...
石川啄木 「赤痢」
...ほとんど全村焼失するに至った...
井上円了 「おばけの正体」
...聞(き)けばこの村(むら)はかつて壯丁(そうてい)の多數(たすう)が出漁中(しゆつりようちゆう)に火(ひ)を失(しつ)して全村(ぜんそん)灰燼(かいじん)に歸(き)したことがあるさうで...
今村明恒 「地震の話」
...それはもう全村が零落しきっています...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...倒れかかっている全村の重味がなにかと一家へ寄りかかってくる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...現在尚ほ三百九十六の戸数と二千五百の人口とを有し全村の総価格一千五百万円以上に達せり...
田中正造 「非常歎願書」
...明治三十二年間牒を村に派出し良民を勧めて巨額の村債を負ハしめ土地田畑の価を下落せしむる事を謀りて漸村民を貧弱ならしめ以て全村を奪掠せんことを企てたるを第二着とし...
田中正造 「非常歎願書」
...樹(き)の梢(こずゑ)などに老若男女殆(ほとん)ど全村の人を尽したかと思はるゝばかりの人数が...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...全村が丸で火※鎮守の森の蔭に一つ...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...殆ど全村を焼き尽したその灰燼(くわいじん)の中に半(なかば)焼けた少女(をとめ)の死屍を発見した事で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...折角具体的であったこの「全村一体」までが抽象的だということとなって来る...
戸坂潤 「社会時評」
...爆裂弾のために全村尽(ことごと)く破滅したその故郷に遊び...
永井荷風 「深川の散歩」
...四囘の移住が大成功を収めれば全村がしばしば冒険心を与えられ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...全村無神のありさまにて祭祀も三年来中止す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...あんなことしたんでえす!女房 もっともじゃ! もっともじゃ!仙太 (泣いている)でがしょう? 真壁新田の百姓仙右衛門は真壁全村やご領内百姓衆みんなの身の内の者ではねえでがすか? 百姓全体のわが身の内ではねえでがすか?(その間も向い側の叩きの物音は続いている...
三好十郎 「斬られの仙太」
...戸狩全村をあげて...
吉川英治 「銀河まつり」
...飯良村は全村こぞって信者となっていたが...
和辻哲郎 「鎖国」
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